みんなの党にしろ、首長新党にしろ自民党の小泉一派の残党にしろ、その基本政策は新自由主義です。

市場原理主義と言った方が通りがよいでしょうか?

少なくとも、みんなの党については「小さな政府」と渡辺代表自身がはっきり表明しています。


どうにもこの「小さな政府」の意味がわかっていない人が多いようですが、これは「金持ち優遇、弱者切り捨て」、「都市部優遇、地方切り捨て」を意味します。

小さな政府にする以上減税が付き物なのですが、当然その恩恵は富裕層や大企業に限られ、福祉等が切り捨てられる分、富裕層以外の我々は苦しい生活を強いられます。


小泉内閣時代を思い出せば分ると思いますが、年2200億円の社会保障費圧縮。

小泉一派は社会保障費は総額で増えていると言い張っておりましたが、自然増から減らすということは、一人当たりに使われる社会保障費は減額されていたということにほかなりません。

このまま、社会保障費の圧縮が続けられていれば、我々は病院にかかれないという時代が来たはずです。


「天下り・渡りをなくす」や「無駄遣いをなくす」といったものはどのような政府であれ必要であれば当然行うべきもので「小さな政府」とは一切無関係です。

多くの日本人はこの点で騙されているように思われます。


みんなの党の支持率が上がってきているそうですが、はたして支持している人はみんなの党の正体がわかって支持しているのでしょうか?


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ちなみに舛添氏も新自由主義者のようですが、舛添氏については少し異なると思います。

そもそも舛添氏にまともな経済政策はないでしょう。

凡人の類で、自分の頭で考えられず、メディアの意見を聞いて自らの政策と思いこむタイプです。

舛添氏が政策を語る時、必ず流行のワードが彼方此方にちりばめられますが、このタイプの特徴です。


そして我々の多くもメディアの意見を聞いて自らの意見と思いこむ人間で、だからこそ舛添氏の政策と多くの有権者の意見が一致し、支持が集まるのです。


しかし、メディアに騙されない層の有権者は、舛添氏に中身がないことを見抜いており寧ろ最も支持できない政治家に挙げるのではないでしょうか?