昨日ウェークアッププラスでの町村氏の発言で

「民主党鳩山由紀夫代表の”故人献金問題”をやるというから出演した」

というものがありましたが、どうやら町村氏だけではなく自民党議員が同じ条件を出しているようですね。


選挙が近くある程度の平等性を確保しなければならないため自民党の議員だけ出演させないわけにはいかないというテレビ局の足元を見た小汚い自民党の戦術です。


今日のサンプロも選挙間近にもかかわらず、いきなり鳩山氏の話から入るという極めて不自然な番組構成でした。


常識的に考えていま最も重要かつ有権者の最大関心事は、今後4年の政策であり、個別の政治献金の話などどうでもいいというのが本音のはずです。


読売新聞の世論調査結果がそのことを如実に証明しております。

「鳩山氏が説明責任を果たしていないと思う人は80%」

でありながら

「政権交代を「実現できる」は47%(前回6月の調査45%)で、「そうは思わない」39%(同44%)」

と代表の献金問題に関係なく民主党への期待が高まっていることが明らかです。

2009/07/03 YOMIURI ONLINE 『内閣支持率が続落19・7%に…読売調査』)


一方マニフェストそっちのけで、麻生おろしと鳩山代表へのバッシングに従事し、あげく知事タレント(タレント業を優先させているからタレント知事ではない)に泣きつく自民党に対しては

「自民党に政権担当能力があると答えた人は56%で、前回4月調査の69%から急落」
と厳しい結果を突き付けております。

2009/07/03 YOMIURI ONLINE 『自民に政権担当能力」56%に急落…読売・早大調査』)


このような世論調査は誤差の範囲があるので多少の上下はやむを得ませんが13%の誤差は数学的にはほとんどあり得ませんから、これが現状なのです。


麻生総理の支持率も3%程度下落しておりましたが、鳩山前総務大臣の更迭は前回調査より前であり、日本郵政西川社長の続投はその時に折り込み済みのはずです。

それ以外で前回調査から今回調査まで目立ったエラーがあったわけではないと思いますので、小泉一派が起こした自民党内紛による自爆下落と考えられます。


これでもまだ高い数値と思いますが、読売だけにこんなものでしょう。


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今日は静岡県知事選ですね。

民主が事実上分裂選挙というこで、十中八九自民推薦の坂本由紀子氏の当選でしょうが、投票率が前回より高いそうなのでどうなるかわかりません。

民主党推薦の川勝平太氏が当選するようなことがあれば、面白いのですが…。


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来週は東京都議会選挙。

立候補者数は

自民58、公明23

民主58、社民2、ネット5

諸派13

共産40

無所属22

だそうです。

議会の過半数は64ですから、自公の過半数確保は中選挙区での8割当選でよく、さほど難しくないでしょう。

河村官房長官は勝敗ラインを過半数確保とずいぶん低く設定しておりましたが、流石にこの程度は…、と思いますが、最近の有権者の自公アレルギーを見ていますとまったくあり得ない話ではないような気もしてきます。


都議選で見るべき点は、自公が過半数をとれるかどうかではなく、第一党が自民、民主のどちらになるかと、(総選挙は小選挙区なのですから)各選挙区のトップ当選をいずれの党がとるかです。