やはり今日は党首討論で行かざるを得ないでしょうか?

私はもともとこの党首討論というのに興味がありません。

討論にはならず、中傷合戦にしかならないことを知っているからです。


とはいうものの、ニュースだけではわからないことも多いので、衆議院TV で見てみました。


やはりくだらない。


西松事件に必死にしがみついて、あるいは重箱の隅をつついて批判を繰り広げようとするのが、一国の総理とは情けない限りです。

「西松が最大の関心事」であるのは、この事件を国策捜査と疑っている層であり、民主主義の危機と訴えている人たちだけです。

しかも、そういった人たちが求めているのは、「検察やメディアの説明責任」です。

この点鳩山代表もよくわかっており、第三者委員会が「検察やメディアを呼んだ」が「逃げた」と表現しておりました。


それ以外の人たちは、自分達の明日の生活や将来の年金、医療・介護、国の無駄遣いを無くさないままの増税などこそが、不安要素で関心事なのではないでしょうか?


久しぶりに古館がまともなこと言っておりましたが、2週に一回やるなら、「テーマを区切って」やるべきです。

しかし、無理でしょうね。



常識的に考えて、テーマ設定をしない今の党首討論では、情報という手駒が多い与党に有利です。

野党は将棋に例えれば飛角落ちのようなもので、少ない手駒(情報)で攻めなければならないだけ、攻めにくいということがあります。

ところがテーマを区切ることで与党の攻め手を制限できるため、この場合野党にも勝機が多少生まれます。


与党にとっては今の形の党首討論が、最も理想的な形のはずで、「テーマを区切って」討論することには反対なのではないでしょうか?


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それにしても、それだけ有利な討論にも関わらず麻生総理は官僚のような「答弁」を繰り返し、西松事件や重箱の隅にこだわり、勝てる試合を落としてしまったのですから、やはり討論の才能がないのかもしれません。


総理であれば、堂々と受けて立てばよいものを「政策よりも政局」を考え奇襲を狙うから益々小物感が画面からもにじみ出てきてしまう。


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自公支持者には申し訳ないのですが、検察やマスコミを利用し、また事件などをねつ造しない限り、もはや自公に今の流れをひっくり返す能力はありません。

民主党代表選の結果を受けて同様なことをブログ に書きましたが、その一端がさいたま市長選に出たのだと思います。


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討論より、小沢代表代行が麻生総理の地元である福岡に行っていたという報道の方に興味を持ちました。

麻生総理の選挙区ではないようですが、深読みしたくなります。