やはり、5月3日は憲法について書かなければならないでしょう。


昨日の朝日新聞の世論調査によると改憲必要が53%であったのに比べて9条改正反対が64%だったそうです。

改憲と言えば9条のことかと思っておりましたので、ちょっと意外でした。


「憲法とは」をおおざっぱに語ると、

1.国の統治機構

2.国家と国民の約束

を明記したもの。

ということになりますが、この国の場合


国の統治機構…三権分立と各々の権能、国民主権、天皇制の位置づけなど

国家と国民の約束…権利と義務など

平和主義は9条1項がお約束、2項が統治機構といったところでしょうか?


さて、改憲を求める方々は何を変えるべきと考えているのでしょうか?

先ほどの朝日新聞の世論調査では新しい権利に関して書き加えるすなわち加憲すべきとのことでした。

国民としては権利範囲は広いほど良いわけですから意図は理解できます。


一方で改憲を推し進める議員は何を求めているのでしょうか?

「自主憲法の設立」などという意味不明な理由を本気にしている人はいないでしょうから、何かしらの目的があるはずです。

三権分立や国民主権、天皇制をいまさら変更する気はないでしょう。

国家としては国民の権利は狭いほどありがたいのですから、権利範囲の拡張もないでしょう。

そもそも国民の権利は例示列挙なのですから、拡張する意味はあまり無いと思います。


そう考えると

A.9条の変更

B.権利範囲の縮減

C.義務の拡張

とあまりうれしくない改憲になるのではないかという気がします。


9条に関しては賛否ありそうですが、私の立場は現時点では9条堅守です。

ミサイル(ロケット?)に関する先日のばか騒ぎを見ていると、現実と憲法が乖離しているという意見は承知の上でなおこの国には9条の歯止めが必要だと思わざるをえません。


なんか、憲法という重いテーマのわりには軽い内容ですみません。

公務員関係以外(現憲法では天下りを禁止できない可能性が高いため)の憲法改正は不要という考えですので、適当な内容になってしまいました。