2憶5千万年前、この星では大量絶滅が起こりました。

どんな時代だったか?


恐竜などの時代より遥かに昔の三葉虫などの時代、ベルム紀末のことです。

同時期に地球史に残る変革が起こっています。

パンゲア大陸の誕生と分裂、さらに2000万年にも及ぶ海洋の酸素欠乏です。


パンゲア大陸とは、現在存在するほとんどの陸地が地続きであったという超大陸のことです。

このような超大陸は過去に複数回出現したと言われておりますが、そのうち最近のものがパンゲアだそうです。

誕生や分裂には諸説ありますが、いずれにしろこの時代に大きな変化があったのは間違いなく、酸素欠乏とともに大量絶滅との関係が疑われているそうです。


実に全生命体の90%以上、一説には95%が死滅したと考えられております。


そのわずかに生き残った5%の子孫が私たちということなのでしょう。
よくぞ絶滅せずにここまでの復活を遂げたものです。

この星の生命体の根源的な力強さを感じます。


そして、私たち人類も厳しい選別の歴史を経てきています。

私たちホモ・サピエンス以前は20種前後の人類が存在していたと言われており、そのことごとくが絶滅。

ホモ・サピエンスのみが生き残ったと言われております。

人類最強の種族です。


もちろん新型インフルエンザに対しては十分な対策が必要なのですが、やたらとはしゃぐテレビを見ていると生命の悠久に思いを馳せたくなりました。


このようなものに対しては、政府においては粛々と対応を進め、マスコミにおいては淡々と事実を正確に伝えることだけを考えればよいのですが、特に報道については煽ろうとしている姿が透けて見えて何か嫌です。


たまには、法律や政治とは関係ない記事を書いてみました。