ずっと見てみたかったミュージカル、コーラスラインを観劇してきました☻
現在シアターオーブで、ブロードウェイ来日公演中。
人気のある演目&夏休み中ということも相まって座席は満席!
道行く人達も、古くからのミュージカルファンを思わせる会話が多くて、
思わず考察を聞いてしまいそうになりした!(笑)
さて、コーラスライン。
なんかね、すごく良かった…!
ワー!!
とスペクタクル的な感激ではなく、
しみじみと、心で反芻する良い作品。
そんな印象でした。
(ここからはネタバレ含みます。)
古いミュージカルナンバーなだけあり、舞台装置は至ってシンプル。
ストーリーも、コーラスライン(バックダンサー)のオーディションを受けにきた青年達の1人1人の人生を紹介する、
という、とてもシンプルなものです。
本来、脇役というポジションのコーラスライン。
主役を引き立てるために存在する役なので、そこにスポットが当たることはあまりありません。
ましてや、群舞で魅せるのがコーラスラインの特徴。
そこに個人が目立つというのは、舞台上では、まずないこと。
そんなコーラスラインのオーディションで、
ある人は、スターだった自分を捨て、新たに一から役を掴もうとしたり。
ある人は、やがてくるダンサーとしての年齢制限に怯えながら、整形を考えたり。
ある人は、同性愛者であることをカミングアウトしたり。
徐々に、ただの脇役だった登場人物一人一人の人物像が見えてきます。
印象的だったのは、1人が怪我でやむなく退場してしまった後の、皆への審査員の問いかけ。
『もし、明日踊れなくなったらどうする?』
1人は
『そんなの、死ぬしかない!』
と即答。
別の1人は
『思う存分太って、田舎で農家をやるの。子供も2人産むわ。』
と。
その流れで始まる、
『愛した日々に悔いはない』
というナンバー。
この曲、タイトルといい、歌詞といい、ずっとラブソングだと思っていたのですが、
この『愛』の対象は、『自分が夢中になったもの』
ダンスに打ち込んだ日々のことを指していました。
例え、どんな結果になり、道を離れることになろうとも、
これだけ愛し、打ち込んだ日々に後悔はない。
と歌った曲です。
これが、すごく心に響いて。
ラストのコーラスラインのシーンは、
舞台好きならば見慣れている雰囲気のものかと思うのですが、
この話を通した後だと、これまでとは全く違った印象に見えて。
群で見るもの一人一人に、個性や人生や信念があるんだなって。
見終わった後、なんだか少し勇気が湧く。
そんなミュージカルでした!
ナンバーが全部頭にこびりついて、あの後ずっと耳の奥で流れてる!(笑)
良い音楽って、すごいパワーです☺️
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帰りに寄った手作り市で、
2年前に出会って、もう一度飲みたかった絶品甘酒を発見
お話を伺ったところ、2年ぶりの出店だったとか!!
なんてラッキー😊
今回も美味しく、チマチマいただいています♡
