宝物が一つ増えました。
エリック•カール展の図録♡
世田谷美術館で開催中のエリック•カール展。
ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』の作者さんです。
以前からそのタッチのファンで、
次展示会やったら絶対見に行こう!
と狙っていたので、都内でやってくれて嬉しい
行く途中で靴のヒールが壊れました。が、めげません。
行きます!
(結局歩き回ってその後5kmほど歩く。しぶといですね!笑)
どうやって、このタッチを作り出しているのか、長年疑問だったのですが
コラージュだったんですね!!
イラストボードに、直接背景だけ塗って、
テクスチャを塗った紙を、切り絵のようにパーツごとに貼って、
仕上げに加筆をしているよう。
ラフで全体像を調整するための、試作絵本などもあり、
古い寓話をラフで模写したもの、
コラージュで作り直したものの比較展示あり。
で、よだれが垂れそうでした…!(笑)
すごくぴったりの塗り分け方の部分もあったから、
ある程度はこの形に切り抜く!
ということを想定してベースの紙をぬっているんだろうか?
ものすごく自由で、
楽しくなるくらい色鮮やかで、
素敵な時間でした!
エリック、目がとってもキラキラしていて宝石みたいなんです♡
あんな目が出来る人間になりたいですね![]()
絵を描くって、
つくづく技巧だけじゃない。
もちろん、デッサン力や描写力はあることに越したことはないのだけど、
それを目的にしてはいけない。
『私はなにを描きたいのか』
『なにを描いたら心がときめくのか』
が本当に一番大切なんですね。
難しい話では全くなく。
エリックが子供達に宛てた手紙がすごく好きでした。
『絵描になりたい諸君。
私は君たちになにか役に立つ話が出来たらいいのだけど、
残念ながら僕はそういうのが巧みではない。
結局のところ僕は、
白い紙に絵の具を広げた時の感触や、
筆で絵の具を混ぜる感覚。
そういうのにずっと心が踊って、
いつのまにかここまで来たのだ。』
『好き』
を大切にする、って
本当に本当に、こういうこと。
絵の具を広げた、色鮮やかな絵が描きたくなりました♡
エリック展はまだまだ開催中。
ご興味あるかたはぜひ
