Now Lording.. -2ページ目

【戒】

今も残る

この傷跡は

きっと過去への

戒めなのでしょう

【強がり】

ふざけないで
何が強くて
何が弱いの
分かった口で
それ以上喋るな

私の涙だって
一粒も拾えない

何も分かっちゃいない癖に
ほつれたフリルが
あんたみたい

過剰

激しく抱いて
何もかも思い出さない様
熱いキスをして

細胞まで奮えるような
高温で抱いて
濡れた瞳には
気付かないふりして
遺伝子の奥まで貫いて

その腕を絡めて
熱い舌を這わせて
なにも言えないように
唇で塞いで

思わせ振りな態度で
求めないで
後付けでもいい
愛を込めて抱いて
それが出来ないなら
あたしには構わないで

愛したあなた

痺れた指先に
痺れを切らした僕は
君の手を引いた

最後にするからなんて
ただの口実

もう一度君を抱いて
闇に溺れて
口付けをして
君を求めた

何度も何度も
溺れすぎたのかな

君ばかり想うんだ

【のーたいとる】

自分で付けた傷くらい
塞いでから逃げて

自分で残した跡くらい
もっと吸い付いて
判らなくして

一層私に溺れる覚悟なら
付けた傷を裂いて
そこから私に飛び込んで

残した跡が愛ならば
鬱ぐ私に実感を

【問】

蹲って泣いて
手を伸ばすだけ

浅はかな愛がよく似合う

求めてばかりで
与え方など知らない

あなたに人を愛せますか?

【卑下】

恋なんて所詮
一瞬の感情

愛には到底
叶う深さにはなれない

【目醒め】

動くたび
はしる痛みで
目が醒めた

愛が無いなんて
知っていたのに

あれ程自分を
戒めたのに

馬鹿みたいに求めるから
あなた

期待などさせないで

【我儘】

その場だけでもいい
心底愛して
堕ちていくあたしの
道連れになって

愛なんてどうせ
目には見えない

嘘でもいいの
言葉で繕って

【意地】

愛してなんて贅沢は
口が裂けても言えない

冷えた躰を暖めて
もう次は
求めないつもり

どうか悟らないで
私なんか早く
記憶から消しさってよ