loconluwork1978のブログ

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三重県伊勢市の神宮美術館(+神宮徴古館)へ行った。母体は伊勢神宮、大江宏設計の当館、和風建築の魅力がモダンに宿る。展示は式年遷宮奉賛の芸術品で、人間国宝・文化勲章・文化功労者等の品が並ぶ。絵画、彫刻、焼物、蒔絵 etc.近代日本ザ・ベストの贅沢に、お伊勢参りの御利益をこの世で得た。/スグル 今回の1枚目は伊勢神宮内宮(ないくう)の入口、「宇治橋鳥居」です。こちらから徒歩約20分でお伊勢参りの最終目的地「御正殿(ごしょうでん)」に着きます。ただ、この内宮は駅から徒歩圏内にあるわけではありません。バス圏内です。 まず、伊勢の大まかな地理についてお話ししましょう。【JR伊勢市駅, 近鉄伊勢市駅, 近鉄宇治山田駅】(お伊勢参りの玄関口です)  → 徒歩約10分 →【伊勢神宮外宮(げくう)(豊受大神宮 とようけだいじんぐう)】(食物・穀物を司る「豊受大御神」がお祀りされています)  → バス約15~20分 →【伊勢神宮内宮(ないくう)(皇大神宮 こうたいじんぐう)】(皇室の御祖先の神である「天照大御神」がお祀りされています) こういった感じです。このうち、私が目的地とした「神宮美術館・神宮徴古館」は外宮と内宮の間にあり、「せんぐう館」は外宮内にあります。基本、美術館なしでも半日、美術館込みだと丸一日を要すると考えておいて下さい。詳細は末尾のアクセス欄に記します。 神宮美術館です。伊勢市駅・宇治山田駅・伊勢神宮外宮よりバスで5~10分、徒歩で20~30分の距離にあります。 神宮美術館のまわりはこんな感じです。外宮から東に2km、倉田山の森のなかに位置します。 神宮美術館の設計は、大江宏(おおえひろし)。伊勢神宮内宮神楽殿、乃木神社・乃木會館、平櫛田中彫刻美術館、そして法政大学55・58年館 等などを手がけた(法政大学建築学科の礎をつくった)方です。 建屋は現代建築で、空調などもしっかりしている様子ですが、造りや景色は和の建築そのものです。特に、大きな窓が生け取る池や緑には和の風情があり、まるで屏風、座って眺めたくなります。その建屋の景色と落ち着いた展示品は、”オトナの美術鑑賞”を思わせるものです。 建屋内です(※当画像はネットより拝借)。 展示品の作者は巨匠揃いです。人間国宝、文化勲章受章者、文化功労者、日本美術院会員等が次々に現れます。分野は、日本画・洋画・彫刻・蒔絵・彫金・鋳金・人形・焼物など広範囲です。展示・所蔵はそれぞれ20年に1度行われる式年遷宮奉賛の奉納品で、20年毎の歩みを眺めることができます。展示室は2室ながらサイズが大きいので展示数も充分です。立地が外宮と内宮の間の為訪問対象となりにくい場所ですが、芸術を愛する方にはお勧めしたいと思います。 こちらは、神宮美術館のすぐそばにある神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)です。近所にはさらに農業館もあります。この場所に伊勢の美術館と博物館が集積している形です。 建屋の設計は片山東熊(かたやまとうくま)。長州藩士、奇兵隊隊員、そして、日本でのジョサイア・コンドル最初の弟子です。他の作品としては、国宝 迎賓館(旧東宮御所)、東京国立博物館表慶館、京都国立博物館、奈良国立博物館、鳥取の仁風閣(じんぷうかく)などがあります。 【ArtFM 奈良国立博物館(奈良市)】 【ArtFM 鳥取県立博物館 仁風閣(鳥取市)】 神宮徴古館の前庭です。設計は市川之雄(いちかわゆきお)。赤坂離宮の庭園などを手掛けた造園家です。伊勢神宮自体もそうですが、神宮美術館・神宮徴古館と、伊勢には一級なものばかりが揃っています。ここに(半ば冗談として)伊勢海老も一級なものとして載せたかったのですが、残念ながら海の幸は全く頂きませんでした。 建屋内です(※当画像はネットより拝借)。 役割としては博物館なので、歴史・考古など伊勢神宮に関する貴重な品や興味深い品が多数展示されています。しかしながら美術品も少ながらずあり、式年遷宮奉賛美術品などがこちらにも展示されていました。中でも、私の大好きな中村岳陵の「菊」、小磯良平の「人物」などは申し分のない品です。画像を得る機会があればまたレポートしたいと思います。 ちなみに、神聖で無垢なイメージのある式年遷宮ながら、その奉賛の品は、行事や神、奉納物(果物・花など)を描いたものが全てではありません。キリンもいれば、女性像もあるし、オトコを知ってそうな裸婦もいます。まぁ、それぞれの神話があの通りなので、それもありだよなぁと思いました。 伊勢に到着後、まず美術館と徴古館に向かった私は、鑑賞後に伊勢神宮の外宮(げくう)へ向かいました。で、昼食にと頂いたのが「伊勢うどん」です。お店は外宮近くの「じろべえ」。極端にないコシ、極端に濃いダシという、関西の味とは真逆の品ながら、それはそれで美味しく頂きました。 さて、伊勢神宮の外宮(豊受大神宮)です。こちらには、食物・穀物を司る「豊受大御神」がお祀りされています。 まず向かった先は「式年遷宮記念 せんぐう館」。外宮入口すぐに位置する館で、伊勢神宮や式年遷宮、伊勢の文化、式年遷宮がもたらす技術の伝承についての説明がなされています。神宮徴古館に比べて説明が簡素、品も少なめ、そして現代的なので、容易に理解できる場所です。 せんぐう館の設計は栗生明(くりゅうあきら)。国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館や、まるで要塞のような岡崎市美術博物館などを手掛けた方です。 【ArtFM 岡崎市美術博物館(愛知県岡崎市)】 伊勢神宮外宮(豊受大神宮)の御正殿(ごしょうでん)です。外宮入口(表参道)より徒歩15~20分ほどで着きます(地図)。外宮の所要時間は約1時間。普通に歩き、御正殿にお参りするだけならばそれ程にかかりませんが(おそらく30分程で入口に戻ることができます)、心を無垢に豊受大神宮の包容力を感じていると案外時間を要します。ちなみに内宮は尚更です。 外宮よりバスで15~20分、伊勢神宮内宮(皇大神宮)に到着です。こちらには日本人の総氏神「天照大御神」がお祀りされています。写真は、内宮の入口、宇治橋鳥居(うじばしとりい)です。記念写真を撮る方もかなり多く、参拝者が溢れています。 宇治橋鳥居をくぐってすぐ、五十鈴川(いすずがわ)に架かる宇治橋(うじばし)です。聖界と俗界との架け橋といわれています。 第一鳥居です。礼をする若者が印象的ですが、実のところ最近では珍しい光景ではありません。私は東京の各神社をはじめ、霧島神宮、宮崎神宮、出雲大社などなど各地に伺っていますが、その度にこの光景を目にします。かえって、年配の方よりも若者のほうが礼儀正しい印象です。私の大嫌いな「日本嫌いの日本人」が ところてんのように排出され、新たな日本が生まれているように感じています。 第一鳥居を過ぎて少々、参拝前の清めの地「五十鈴川御手洗場(いすずがわみたらし)」近くでの1枚です。五十鈴川の水のみならず、景色にも清められるようでした。 一部のみですが、伊勢神宮内宮 神楽殿(かぐらでん)です。参道沿いにあります。設計は神宮美術館に同じく大江宏(おおえひろし)です。 ようやく目的地です。 伊勢神宮内宮の御正殿です。「唯一神明造」(ゆいいつしんめいづくり)という日本古来の建築様式で造られています。入口である宇治橋鳥居からは徒歩で約20~30分の距離です。 宇治橋に戻ってきました。撮影をしていたので2時間を要しましたが、参考所要時間は約1時間半です(地図)。外宮に同じく普通に歩き御正殿にお参りするだけならば1時間もかかりません。が、せっかくなので時間は忘れてその空気を味わいましょう。 宇治橋鳥居のそばに広がる観光名所(商店街)、「おはらい町」です。この中に食べ物に溢れる「おかげ横丁」もあります。 おはらい町と言えば、なにはともあれ「赤福本店」です。 看板商品の赤福餅。こんな感じに出てきます。実は外宮の前にある「赤福 外宮前特設店」でも赤福餅を頂いてきたのですが、そんなことはお構いなしに本店でも頂きました。とにかく美味い! 赤福本店の中です。座敷になっています。 座敷から庭、そして五十鈴川(いすずがわ)の眺めが最高です。それでなくても美味しい赤福餅がなおさら美味く感じました。 座敷の中にツバメの巣。当初は驚きましたが、えらく可愛くて和みました。 実のところ、おはらい町の店舗の多くは17:00閉店、つまり伊勢神宮内宮の参拝時間いっぱいで閉まる店舗がほとんどです。赤福本店も同じで、それでなくても売り切れ必至な赤福餅が尚更得にくくなります。私の訪問時も持ち帰り用は売り切れでした。 さて、毎度の電車です。今回は伊賀から向かったので、まずは伊賀鉄道に乗りました。 【ArtFM ルーブル彫刻美術館, 大観音寺(三重県津市), 伊賀流忍者博物館(三重県伊賀市)】  続いて近鉄大阪線です。 帰りは狙って「伊勢志摩ライナー(伊勢名伊乙特急)」に乗りました。近鉄名古屋までの1時間半に満足です。お伊勢参りの締めとしていい思い出になりました。【式年遷宮記念 神宮美術館】【神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)】〒516-0016・三重県伊勢市神田久志本町1754-1 【map】・TEL:0596-22-5533(神宮美術館)・TEL:0596-22-1700(神宮徴古館) 【開館時間】・9:00~16:30(入館は16:00まで)【休館日】・月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末3日間※燻蒸・展示替等臨時休館あり【入館料(美術館単独)】・500円(大人)・300円(大学生)【入館料(徴古館・農業館)】・300円(大人)・150円(大学生)【入館料(美術館・徴古館・農業館共通)】・700円(大人)・400円(大学生)【割引券】※アンケートに回答し持参【アクセス】・近鉄宇治山田駅, 五十鈴川駅, JR伊勢市駅より、 徴古館経由の外宮内宮循環バスで徴古館前下車徒歩約3分・伊勢二見鳥羽周遊バス『CANばす』利用 徴古館下車徒歩1分※駅から離れた場所に内宮があるため、バスが発達しています。本数もあるので便利です。※私は近鉄宇治山田駅から歩きました。今調べたらgoogleマップ上で17分と表示されるのですが、違うルートで向かったため、30分弱で着きました。う~ん、その道 通れたか?という感じです。とにかくバスをオススメします。【式年遷宮記念 せんぐう館】〒516-0042・三重県伊勢市豊川町前野126-1 【map】・TEL:0596-22-6263【開館時間】・9:00~16:30(入館は16:00まで)【休館日】・毎月第4火曜日※祝日の場合は翌日となります。※展示替等のため臨時休館する場合があります。【入館料】・300円(一般)【アクセス】・近鉄・JRともに「伊勢市駅」外宮方面改札口下車 徒歩5分※外宮(下記)の入口近くに位置します。なので、伊勢市駅や宇治山田駅から徒歩10分程度です。【伊勢神宮外宮(豊受大神宮)】・伊勢市豊川町279 【map】・電話:0596-24-1111 (神宮司庁)【参拝時間】・5:00~18:00(1~4月)・5:00~19:00(5~8月)・5:00~18:00(9月)・5:00~17:00(10~12月)※12月31日~1月5日まで終日参拝できます。※およその所要時間 約1時間【アクセス】・近鉄・JR伊勢市駅から徒歩約7分・近鉄宇治山田駅から徒歩10分【伊勢神宮内宮(皇大神宮)】・伊勢市宇治館町1 【map】・電話:0596-24-1111 (神宮司庁)【参拝時間】・5:00~18:00(1~4月)・5:00~19:00(5~8月)・5:00~18:00(9月)・5:00~17:00(10~12月)※12月31日~1月5日までは終日参拝できます。※およその所要時間 約1時間半※宇治橋鳥居のそばに広がる観光名所(商店街)「おはらい町・おかげ横丁」をめぐる場合は、さらに1時間以上要します。しかも、参拝時間の終わり頃に閉まる店だらけです。時間は余裕をみてください。【アクセス】・近鉄宇治山田駅からバス約20分「内宮前」下車・近鉄・JR伊勢市駅からバス約20分「内宮前」下車※くわしくは、駅や外宮の案内所でご確認下さい。【お参りの作法】・最近は、若い方でも作法がしっかりしています(若い方のほうがしっかりしている印象も)。一応ご確認下さい。 Art FM ...