この話は
不思議なのか?謎なのか?

小さい頃
我が家は祖父母と母と私の
4人家族だったけど

祖父の仕事柄
常に人の出入りがあって
来客も多く
常にお客さんが来られていて
とても賑やかだった

祖母もその当時(昭和)としては
最先端の仕事をしており
自宅横に
イオン治療院を併設していて
繁盛はしていなかったけど
そちらの来客も良くあった

で、当時の家はとても広くて
祖父の仕事部屋の隣に
祖父がメインで過ごす部屋があり
その奥に人が滅多に出入りしない
物置部屋のような場所があった

大きな会社の社長さんや
名前は出せないような大物
芸能人の方など
祖父のお客様は凄い方が多く

その部屋には
そういう方から頂いた物が
色々置いてあって
中には変わった物も多く

小さい頃の私はたまーに
その部屋に忍び込んでは
宝探しのように
色々な物を手に取ってみていた

中でも1番不思議で
今も私の心に残り
不思議で仕方ない物がある

祖父母とも何十年も前に
亡くなっているから
もう詳細を聞くことは出来ないけど
私も祖父のように
不思議な力を持ち合わせていたら
ぜひ祖父に聞いてみたい物

それは……

この日本という国で
絶対的な立場の方々がいるわけだが
その中でも昭和のトップ

その方と祖父が
並んで写っていた数枚の写真のこと

セピア色の物や白黒の物

たくさんの人がいる中に
混じっているわけでもなく

偶然撮られたようなものでもない

写真館で撮影されたような
2人が並んでカメラ目線で
撮られている写真

祖父母が亡くなって
引越しをして
その写真たちもきっと
その時に
叔父が持って行ったか
処分されてしまったと思うけど

ここ数年
思い出す度に
不思議で仕方ない記憶の中の写真

あぁ、あの時に
疑問に思って聞けば良かった

当時、小学校低学年だった私には
特に何も思わなかった物だけど

我が家の不思議の1つだと思う。

祖父の隣にまさかの〇下。

あれはなんだったんだろう。

なぜ祖父は
一緒に写っていたのだろう。

あぁ、聞いてみたい。