極限の実力主義の中で生きている人の言葉は、だいたいいつもカッコイイ。


スポーツ選手のドキュメンタリー番組を見てたんですが、
そこで出てくる様々なコトバが、どんな仕事にも変換出来る粋なセリフだったのでズキューンとやられてしまいました、

ってゆーお話。


「あいつが調子良い時は、キャッチャーがたとえ誰でも問題ないんですよ。
調子が悪い時にこそ、上手く修正して組み立てていけるキャッチャーでいたい」


当たり前のようで当たり前ではない言葉。
そもそも、受け止める力がなければきっと気付かない。


ちなみにこのセリフは野球での"ピッチャーとキャッチャー"の関係性のものなんですが、
私は勝手に、"お客さんと店主"とゆー関係性として変換され耳に入ってきたのです。

それがしっくり来すぎてちょっと感動してしまった。

カウンター商売をしているといろんな場面に遭遇するので、その局面それぞれでの判断は難しかったりする。

たとえば
みんながフレンドリーな時って、店主は脇役だからある意味何もしなくても結構上手くいく。
むしろ、何もしないほうが良かったりする。

だけど、多少の不穏や不安な空気感が少しでもある時は、それをいかにポジティブに持っていくか?
とゆーミッションが脳内で瞬時に開始される。

そーゆー時の私の頭の中は、あり得ないくらいフル回転してます。


前述のセリフの通り、修正力や応用力が試される瞬間。
何人ものピッチャー(お客さん)から一斉に放たれる球を、いかに上手いこと"お手玉"出来るか。


私は仕事で大事にしてるのは、"最大公約数"ではなく"最小公倍数"。
ベースの数が多ければ多いほど、そっちのほうが楽しいでしょ?



キャッチャーである店主が、
受け止めて、理解して、修正して、そして大事なのは、"気付かれない程度のリードをする"こと。
あくまでも脇役として、パイプ役として、ガヤとして、ツッコミ役でいることをいつも意識しています。


自身は目立たなくとも影ながらリードしてフォローして、主役であるピッチャーを輝かせるお仕事。
たまにタイムリー打って主役を盛り立てて勝たせてお立ち台に上げることが出来るような、そんな控えめなキャッチャーでいたい。





ちなみに最近の自分の中だけのブームとして、

ゴールデン街の店主の皆さまをいろんなピッチャーに例えるのが面白くてやめられません。、
(私はキャッチャーなので別枠)←