こちらラブレイブアポロン!
今日もヒーロー魂をキミたちに届けよう!

うちの実家は愛知県岡崎市。
アポロンも普通にお父さんとお母さんの間に生を受けたんよ。
あ、三次元世界の話ねwww

で実はうちの実家、ブドウ園をやっているのさ。かれこれ50年ほど。
でもおとうやんが昨年から寝たきりになってしまったから、ブドウ園の農作業はおかあやん一人でやっている。
たまに大作業の時には昔からの主婦軍団が手伝いにきてくれるんだけど、それでも基本一人だ。
アニキも近くに住んでいるんだけど、アニキはアニキで商売をやってるので、跡取りでありながら農業手伝えないんだよね。

そこで、、、
ヒーローアポロンの出番です!
ヒーローたるもの、年老いた母を一人で放っておけるわけがない!
もちろん他のこともアポロンはやっているから決してヒマじゃないんだけどね。
だから肝心要の作業日はココだ!という日をあらかじめ聞いておいて、その時は朝から太陽と土にまみれてるのだ。

で、先日の話。
暑い中、一通りの作業を終えて休憩をしてた時に、ふと思い立って聞いてみた。
ア「ねえねえ、そういや、いつからブドウやってんの?」
母「そうだなー、お前たちが生まれるちょっと前かなー」
ア「まじで?そしたら50年くらいってこと?」
母「だなー、それくらいやってるかな」
ア「へー で、そもそも何でブドウやろうと思ったわけ?」
母「そりゃあ、あれだ、おじいさんだ」
ア「え?おじいさん?あの?頑固一徹の?」

実はアポロンにはおじいさんが二人いる。
一人は本当のおじいさん。
おとうやんのおとうやん。
でも、戦争に行って上海で病死したんだ。
若干36才でね。
(ちなみにアポロンを守護してくれてるのはこのおじいさんね)

もう一人は、そのおじいさんの弟。
アポロンからすると義理のおじいさんだね。
昔はよくあったんだって。
家を守るために兄がダメなら弟で再婚っていうのが。
で、アポロンは本当のおじいさんは(亡くなったから)会ったことなくて、義理のおじいさんがいつも家にいたのを覚えてる。

そのおじいさん、村じゃ有名な頑固一徹じいさんで通ってた。
さらに超ヘンクツで父母やご近所さんも困るほど。
村の男たちはトヨタ自動車の期間工もやってて、当然車は村中トヨタばかりなんだけど、
おじいさんはそんなのお構いなしで三菱乗ってたし。
時には愛人つくって家出したり。
探偵雇ってストーキングしたり。
帰ってきたと思ったらヤクザ屋さんを連れてきたり。
だからおじいさんにはハッキリ言って良い印象が無かったんよね。
大人はみんなおじいさんのこと、しかめっ面で見てたし。

ところが、、、

先日のブドウの手伝いで驚きの事実を聞かされた。
実家のまわりは何十件もブドウを生産してて、一大産地を形成してるんだけど、
それを切り開いたのがなんと!その頑固一徹おじいさんだったのだ。

戦争が終わり高度経済成長が始まるころ、実家のあたりは小規模の農家ばかり。
今後農業だけでは生計をたてられないことは明白だった。
そんな時に「山を切り開いてブドウを作ろう!」って言いだしたのがおじいさんだった。
「米や野菜と違い、ブドウなら高単価で売れる」
「いずれ日本人にも余裕ができてフルーツを買うことが当たり前になる!」
「山を拓けば、村のみんなの新たな職業ができる!」

おじいさんは村のみんなのために役所に掛け合ったり、閉塞感いっぱいの村に未来を見せていたんだ。
困難もたくさんあっただろうが、それを鉄の意思で貫いた。
そのおじいさんの志が実り、今のブドウ一大産地が出来上がったんだ。
おじいさんもまたヒーローだったんだよね。

まさかあの超ヘンクツ&超頑固おじいさんがこんなことを成し遂げていたなんて、今の今まで知らなかった。
実際、周りに疎まれてた情報しか入って来なかったからね。
そっちばっかりクローズアップされてたから、まさかこんな一大事業をやってのけたなんて夢にも思わなかったよ。

頑固一徹は言い替えれば固い固い意志の表れだ。
ここぞという時のブレない気持ち。
不器用だったんだよね、おじいさん。
疎まれることもあった人生だったけど、今、こうして美味しいブドウが食べられるのもあなたのお陰だ。

ありがとうね、おじいさん。
あなたの意思も、俺、受け継ぐ覚悟ができた。

それがヒーローの志!
進めGOっ!!!
https://youtu.be/ej5cgE9GNhc

あっはっは

みんなー
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