週末の夜に自転車で配達していると、花火大会の音が聞こえてきたりする。
多分、花火大会の真っ只中は、大混雑だろうし、フードデリバリーのプロバイダーによっては、混雑防止のため、近くの受注を制限するメというールが来たりもする。
個人的には花火大会の真っ只中への配達には遭遇したことはないため、遠くから、あのうっすらと花火の音というか振動がが聞こえてくるのが、なんともシミジミする。
「あぁ、夏なんだなぁ」という気持ちと、
「みんな楽しんでるのとは別に、必死に働いている自分」との対比が相混ぜになって、不思議な感情になる。
決して、不快な感覚ではなく、新海誠の映画に出てくるワンシーンみたいな(笑)
遠くて花火自体は見えないけれど、配達直後で息を一旦整えている時に聞こえる「ドーン、ドーン」という、音のなんとも言えない夏の空気感。浴衣で行き交う人々。
果たして、数年後、この夏のことをどの様に思い返すのか。
そんなことまで考えさせられる、夏のワンシーン。