先日、ある組織が無くなりました。その最後の日、偉い地位の方が万感の思いで涙をこらえながらスピーチをするというシーンを、裏方としてサポートすることとなりました。その日限りで転勤となる自分も含め、その場にいた全員、切なく寂しい気持ちを必死にこらえながらのセレモニーでした。
 式は滞りなく終了し、まだ余韻の残る会場を片付けながら後輩が、「お疲れ様でした・・・」としんみりした顔で話しかけてきました。

「無事・・・ 終わっちゃいましたね・・・」
自分がいなくなるのが不安だと言ってくれました。

「でもな、あの涙も俺たちの小さな技術が支えてるんだ。自信もて。」

これが精一杯です。自信は経験の上に形成されるものですから、時間をかけなければなりません。技術屋は棺桶に入るまで勉強ですから。