と言っても今日が9.11だからではないです。
いつも休むときは朝一で連絡をしてくる同僚が、今日に限っては何の連絡の無いまま始業ベルが鳴ってしまいました。不思議に思っていると上司が「今日、○○休むから…」とぽつりと言いました。明らかに様子がおかしかったのですが、ほどなく事情がその重い口から明かされました。
「○○が鬱病になった。しばらく休むことになる。」1人ずつ会議室に呼んで事情が説明されました。仕事以外にもいろいろあったらしいのですが、ついに来るべき時が来たようです。自分が最初でなかったのが末恐ろしい気もしますが、欠員補充はしない方針と聞かされ、上の方々の危機管理意識の薄さに、同じ係りの面々も唖然としたことでしょう。職場環境を初めとした従業員の安全衛生状態は劣悪で、うつ病を発症するほど事態は深刻、かつ急を要するのです。それを事もあろうに月単位の長期欠員にもかかわらず、補充をしないとは。もう少しまともな方々だと思っていました。残念です。
このブログの過去記事を読んでいただいた方はわかっていただれると思いますが、「鬱病は人災である」と改めて言いたい。最近は労災も認定されるようになってきましたが、鬱病の大抵の原因は人間関係なのです。労基法では労働者を守るため、様々な事柄が定められていますが、体を酷使する現場だけではなく、クレーム処理などの「心」を酷使する現場にもしっかりとした「現場管理」が必要なのです。
専門のカウンセラーがどうのこうのと、対処療法ばかりに意識が向けられがちですが、鬱病は予防できる病気です。「休みの日は気分転換を」とキレイごとばかりが踊っていますが、それが出来る人は鬱病にならないのです。
工事現場ではヘルメットや安全帯の着用が義務付けられていますよね。なぜですか?ケガを防ぐためですよね。放射線を扱う現場では防護服の着用が義務付けられていますよね。なぜですか?被爆しないようにですよね。では、なぜ毎日理不尽な文句を叩きつけられ、時には矢のように心に突き刺さる暴言を浴びなければならない危険な職場の従業員には「自分で何とかしろ」なのでしょう。
もう一つ。もう鬱病が社会に認知されて5年以上経つというのに、いまだに「精神病」と思っているヤツらがいることです。とくに偉い方々。もう呆れます。
とりあえず、長期療養に入った方にはじっくり時間をかけて一つひとつ頭の中を整理していただきたい。何か話したくなったらいつでも聞き役になるつもりです。重症鬱経験者として、今度は恩返しをする番かもしれません。