今日は昼過ぎに赤坂のホテル・ニューオータニへ。
有田にある飲食店専門、特に日本料理の食器を扱われている陶器商社・田代陶器店。
その田代社長が昨日から上京されていて、幼馴染のユウキの紹介で本日宿泊先のホテル内SATSUKIでお話をしてきました。
この春に足を運んだ波佐見・有田地区、窯元さんやそこで製造される器を販売する商社さん、多くの会社が代替りで僕と同じ世代やもっと若い世代の人が社長を務めていて、各自新しいことを始めようと動き出している人が多くて刺激的です。
最初はお互い標準語で話してたけど、そこはお互い佐賀人。
話し出したら普通に佐賀弁になるよね。(笑)
料理はまずは目で食べる、特に日本料理における器の重要性は言わずもがな。
言われてみたらそうだけど、和食と洋食では使われている器の形や深さが全然違っていて、器の世界も奥が深い。
日本食が世界で好まれる時代、そこに料理だけではなく食器も日本食を形成する文化として世界に広めていことしているTさん。
いろいろとお手伝いできることをしたいと思います。
食事の後の別れ際にも、少しお話を。
将来的にはどういうことを考えてらっしゃるのか。
それは僕が全く予想もしていない答えで、とても夢のあるものでした。
答えを聞いた瞬間、頭に浮かんだのは鎌倉時代の日本刀。
古代から現代まで続く刀の歴史の中で、最高傑作と言われるのが鎌倉時代の日本刀。
それと同時に日本を代表するロストテクノロジーの一つで、江戸時代から現代まで多くの刀工が挑んでも再現が出来ない鎌倉時代の古刀。
一般的には多くの分野で時代が進めば進むほどその分野の技術や製品は進化するけれど、伝統工芸においてはそうではない場合があるというのは不思議であり、そして魅力的だね。
田代陶器店