同じく納沙布岬にある根室市北方領土資料館。



 

ここは入館すると受付で本土最東端の到達証明書が無料でもらえちゃいます!



 

人によってはラッキー!と思う人もいるだろうし、人によっては『ゴミになるな・・・』と心の中で思う人もいるであろうもの。

 

僕はもちろん、タダですか?ラッキー!のタイプです。

 

ここの資料館ははいるといきなりバカでかいトドのはく製がお出迎えですよ。

 

めっちゃデカい!!!



 

体長4メートル。

 

こんな生き物、道で出くわしたらドン引きする自信しかない。


動物っていうか怪獣って感じだ。

 

「ボクの愛称は『トット』君です。」

 

って、自分の愛称を自分から紹介していくという人間界にはなかなかないスタイルでした。

 

他にも北海道にいる野生動物のはく製が飾ってあるんだけど、



 

僕が一番心が騒いだのは、これ。



 

色丹島にある(あった?)色丹神社のレプリカ。

 

なんですかぁ、これ!!!

 

シロナガスクジラの顎骨と肩甲骨を使用した鳥居!?



 

アイヌの人たちは元来神道を信仰していなかったらしいので北海道には古くから歴史のある神社ってのがありません。

 

江戸時代までは蝦夷と呼ばれ、北海道と呼ばれるようになった明治以降に開拓が本格的に進められたので、北海道にある神社の歴史は明治以降、古くても江戸末期とかなのかな?

 

で、この色丹神社も明治以降に作られたものだと思うけど、このクジラの骨を使った鳥居はなんだか本土とはまた違ったシャーマニズムを感じずにはいられないな。

 

不敬承知で一言でいうと『カッコいい!』💦

 

神社は北方領土に全部で65社あったってことだから、結構多かったんだなって印象。



 

昔の人は現代よりも信心深かったんだろう。

 

2Fには北方領土に関する資料の展示。




 

この北方領土をベースにしたアニメ映画『ジョバンニの島』、プライムで見れたら見ようと思ったけど、残念ながらなし。



 

ただyoutubeで『ジョバンニの島』って検索するとさ・・・お察し下さい💦

 

 


あとはこのエリアでの見どころっていうと、資料館から歩いて数分の場所にある納沙布岬灯台。



 

ここが本土最東端、端の端だと思われます。

 

この日はガスってたけど貝殻島(ぱっと見は海に立つ灯台)は普通に肉眼で見えました。

 

 

 

根室はなかなか足を運ぶ機会がないと思うんだけど、僕も正直百名城巡りをしてなかったら縁はなかったと思う。

 

来たところでレンタカーを使わなかったら、札幌とか函館以外の北海道観光はかなり厳しいしね。

 

学生時代は車で通学ってのがデフォルトだったんで毎日乗ってたけど、それから20年近くほぼ車に乗らない生活をしてました。

 

そんな中、この春に武雄に行ったときに必要に迫られて一人で20分ちょっとの運転をしたのがきっかけで、4月に高知でレンタカーしたりと旅先でのレンタカーに全然抵抗がなくなったんでね、あの時に運転する機会をくれた幼馴染のユウキには感謝ですよ。

 

あの時の運転がなかったら、今回根室に行こうとは絶対思わなかったと思うし。

 

東京近辺やある程度公共機関が発達してる地域に住んでる人は免許は持ってても普段運転してないんで旅先でのレンタカーはちょっと・・・って人もいると思うけど、北海道、特にこの道東は久しぶりに車に乗る人にとっては運転しやすい環境ではあると思います。

 

道はまっすぐだし、信号もほとんどないし。

 

山間部の霧と野生動物くらいかな、気を付けるのは。

 

初日はキツネを2回見たくらいだったけど、二日目は中標津のあたりで鹿、キツネ、リスがバンバンいて、なんならキツネさんは『このタイミングで横断しちゃいます?』ってのが一回あって、若干ドキっとしたな。

 

 

 

とにかく根室に来る機会があったら、納沙布岬はマストだね。

 

僕が言わなくても、そもそも根室に観光で来る人は納沙布岬、行くか。