普段ブログを読ませてもらっている方がブログ内で紹介されていて、面白そうだったので図書館で先日借りてみました。
イザベラ・バードさんというイギリスの女性旅行家、探検家的な存在の人が1878年(明治11年)の日本を旅行した時の旅行記『Unbeaten Tracks in Japan』を翻訳したものです。
Unbeaten Tracksってめちゃくちゃカッコいい英語じゃないですか、ねぇ。
Unbeaten=踏み慣らされていない、ってこんな使い方、意味があるのを初めて知りました。
読み始める前に上下巻をザっと飛ばし読みしたけど、まぁ~文字が詰め込まれてます。(笑)
最近読む本はほとんどが小説スタイルなんで、こういうレポートスタイルの作品の文字数に久しぶりにやられています💦
しかも若干、印刷されてる字が小さいんですよ。
近年、老眼が始まったと思われるおじさんには、ほんと文字を追うのがツラいです。
参考までに左が吉本ばななさんの小説で、右がこの『日本紀行』なんだけど、右はさ、ページまるごとぎっちり文字が埋まっててお経みたいでしょ?
下巻の最初から半分くらいまではアイヌについての紀行なので、それを楽しみに頑張って読んでみようと思います。
今は上巻の2/3くらいまで読んだけど、イザベルさん、だいぶね、なんというか、表現がストレートですね、はい。(笑)
なにせ当時世界を植民地にしまくっていた大英帝国出身だから、しょうがないっちゃしょうがない。
それか、可能性としては『翻訳』の問題なのかもしれないな。
翻訳が直訳すぎて具合が悪いのか、基本的に1ページに一か所は以上は『ん?』って引っかかる単語の選択や文法というか、文章として不自然な箇所があるね。
ある意味こなれた文章でないことによって、明治初期の外国の人が書いた旅行記の空気感がでてると言えなくもないな・・・と、途中からは気にせず読んでます。
ただ、読み始めは句読点の位置や接続語、あれ?この文章の主語ってなんだったけ?って結構気になりました。(笑)
『Unbeaten Tracks in Japan』は基本的には『日本奥地紀行』という邦題のもと過去に何人かの翻訳者のもと数作が出版されていて、本書は2008年初版発行と結構最近ではあるのでもうちょっとこなれた文章でもいいと思うけど・・・💦
因みにイザベラさん、この日本旅行のあとに朝鮮半島に渡っていてその時のことを同じように『Korea and Her Neigbours』(邦題 : 朝鮮紀行)ってのも書かれているみたいなので、それはそれで面白そうです。
世田谷区立図書館のHPで調べたら、朝鮮紀行の方も所蔵されてる!
目黒区民で大変申し訳ないけれど、世田谷区立図書館、ガシガシで利用させてもらっています。
どこの誰が図書館という概念を生み出して、無料で書籍を貸し出すというサービスを始めたのか知らないけど、めちゃくちゃありがたい公共機関であり公共サービスですよ、ほんと。