やっとGWが終わるな。
2年連続ゴールデンどころかゴミ・ウィークでした。
しかも、緊急事態宣言、延長戦突入っぽい。
先日借りた2冊の本、『悲憤』はササっと読めたけど、2冊目の『ワイルド・スワン』はかなりボリューミーだったんで読み終わる前に予約してた新たな2冊が三茶の図書カウンターに届いたと知らせがきた。
僕が高校生の頃、五代目山口組のNo.2だった宅見勝若頭が街中のホテルで射殺される事件があって、流れ弾の巻き添えで一般人の方が亡くなられたこともあり、当時は大きくニュースで取り上げられていました。
その射殺した犯人が所属していたの山口組中野会会長が、この『悲憤』の著者。
読んでの感想は、良かった悪かったと書くのもアレなので、とりあえず『読んだ』ということで。
『ワイルド・スワン』は毛沢東さんについて、特に『文化大革命』についていろいろ記事や動画を見てるなかで知って、ちょっと読んでみるかと。
読みだす前から、これ高校時代に読んだ気がするなぁと思っていたけど、読みだしてやっぱそうでした。
世界各国でベストセラーになったいわゆる、名作だね。
共産党を作り、中華民国を台湾に追いやり中華人民共和国を作り、そして文化大革命で数十万から数千万とも言われる知識人・教養人を葬り、過去の歴史的建造物から書物を尽く破壊した毛沢東。
その治世を生きた、一人の中国人女性の自叙伝です。
学生当時にこの本を読んでどう思ったのかはもう忘れたけど、あの頃は中国なんか行ったこともなければ見たこともなく。
それから社会人になって仕事で中国には行かせてもらったし、香港時代には暇さえあれば中国本土に旅行して、韶山の毛沢東が住んでいた家も見に行ったりもした。
なので、っていうのも変だけど、多分高校時代よりも大人になった今の方が全然作品を理解できていると思います。
文化大革命は『中国の発展を30年遅らせた』と言うのも誇張じゃないくらい、知れば知るほどだいぶやらかしてるね・・・。
多分僕ら含めて下の世代においての毛沢東っていったら、どっちかというとこのアンディ・ウォーホルのこのシルクスクリーンのイメージが強くてアートのアイコン的なアレだけど、この作品にウォーホルが込めたのはディス・リスペクトだというのは最近初めて知りました。
僕が中学3年生のときですよ。
文化祭のテーマ的なものを学生の自分たちで決めたんだけど『文化革命19XX(ちょっと当時の西暦が正確に分からないけど、当時の西暦)』だったのを覚えています。
もちろんこれは中国の『文化大革命』からきててね。
当時、歴史の教科書でこの『文化大革命』のことをどのくらい深く学んでいたのか分からないけど、とりあえず名前の響きだけからしたら『文化大革命』なんてめちゃくちゃポジティブなイメージじゃないですか。
そして、超絶保守の根付いた佐賀のクソ田舎の中学校でも、なんとなく『変化』みたいなうねりが起きだしていたんです。
今でも覚えているのが僕らが中学3年生の時まで、佐賀県の公立中学の生徒は全員強制で坊主でした。
野球部だろうが帰宅部だろうが、佐賀の公立の中学生は全員ですよ。
多分、佐賀県の教育委員会が決めたルールかなんかでだと思うけど。
学校の決まりだったらまだしも、県のくくりで強制坊主って気合いの入れ方が『佐賀』なんです。
そんな中で時世の流れなのかなんなのか、学生の『個性』の観点から流石に強制坊主はおかしいんじゃないか?ってムーブメントがあって、僕らが卒業した後、一つ下の学年からは『強制坊主』が県下の公立中学の校則からなくなったんです。
羨ましかったから、すごく覚えています(笑)
まぁ、それから20数年後には自発的に坊主どころかスキンヘッドにしちゃってますけど。
そういう雰囲気のあるなかでの『文化革命19XX』っていう文化祭のテーマだったんで、個人的には『悪くないじゃんね』くらいに思ってたんだけど、社会の中島先生が『文化大革命からの文化革命って・・・』って苦笑いだったのは今でも覚えてて。
当時はなんで苦笑いだったのかは、?だったけど、大人になって毛沢東の『文化大改革』の中身を知ると・・・確かに、ないわな(笑)
中島先生、好きだったな。
歴史のテストで満点かとにかくいい点数を取るとさ、永谷園のおまけでついてる浮世絵のカードをくれたんですよ。
で、僕はそういうのを集めるのが好きじゃないですか、当時から(笑)
だから、もともと好きってのもあったけど、歴史はすごく勉強したよね。