高知での最終日、お昼時にひろめ市場に寄ってみました。
ひろめ市場自体にはあまり興味はそそられなかったのだけど、市場の外周を歩いていたら芋けんぴで作ったイルマティックなタワーが目に飛び込んできたので、ちょっと要チェケしとくか、と。
中に入ると横丁形式でたくさんのご飯屋さんが入っていて、そうだね、大きさでいうと渋谷の肉横丁よりも大きいと思います。
ただ、めっちゃ人がいる・・・(笑)
三蜜どころか八蜜レベルだったので僕は入口のお店で500円のお弁当を買って、
外のテーブルでもぐもぐタイム。
近くになんかないかなぁ・・・と思って、グーグルマップを眺めていたら、すぐ近く歩いて1分くらいのところに高知大神宮という強そうな神社を発見。
前日、僕はレペゼン高知の神社をいろいろ調べていて土佐神社はちょっと市内から遠いかったので、次点の潮江天満宮、そして山内神社とその日は流れていたのだけれども、高知大神宮ってのは気付いてなかった。
もぐもぐしたあとに、とことこと歩いて向かったら、えぇぇ?
鳥居が黄金ですか?!
しかも狛犬ならぬ狛鶏?!
確かに境内には鶏が放し飼いされていて、いろいろと情報量が多めの神社と思われます。
参拝も済ませて
社務所で御朱印をもらう間に社務所においてあったパンフレットなどを眺めていたら
『神社検定?』
へぇ、知らなかったね、こういうのがあるんだ!
特典も絵馬型認定証や認定カード、賞状みたいな認定証、認定バッジ、その他いろいろ・・・これは、コレクター心をガシガシで掴みにくる。
今年から始まる初級はじめ、3,2,1級があるみたいなので、近くの本屋さんに公式のテキストがあったらちょっと見てみようかと立ち寄ってみました。
島内書店さんね。
店の奥にあるレジのところまで行って神社検定のパンフレットを店員さんに見せて調べてもらったらけど、残念ながら取り扱いはなかったんです。
それよりも何よりも僕の目を釘付けにしたのは、お店のオフィスと思われる2Fに通じる階段にかかっているもの・・・こ、これは!
まさかここ、土佐藩で目にするとは思わなかった!!!
店員さんに写真を撮っていいか聞いて、撮らせてもらいました。
先月、長崎の大浦天主堂に行ったばかりだったので、なんだか隠れキリシタンを見たような心地だ。
高知(土佐)と言えば明治維新の根幹となる薩長同盟をアレンジした坂本龍馬が有名だけれども、龍馬はご存じ土佐藩を脱藩しており、時のお殿様・山内容堂本人の『基本スタンス』は佐幕であり、最後の将軍・徳川慶喜に大政奉還を建白、今でいう稟議書をあげて討幕派の目線をずらそうとしています。
ただ、高知の一般県民としての県民感情は、新選組に対しては少なくともよくはないだろうな。
今では坂本龍馬を近江屋で暗殺したのは京都見廻組ということでほぼファイナル・アンサーになっているけど、僕が子供の頃、30年以上前は暗殺したのは新選組という説は全然有力候補の一つだったと覚えています。
鳥羽伏見の戦いにも、土佐藩は官軍として出兵しているしね。
高知大神宮に行き、神社検定のパンフレットを目にし、近くの本屋に公式テキストを見に行ったら、店の奥で新選組の暖簾と出会う。
世が世なら、もはや映画化されるような一連の流れでした。
神社検定