国立新美術館をあとにして、西麻布のRainy Day Bookstore & Cafeを目指して徒歩で移動。
本屋さんとカフェが一体となったお店でドリンクだけでなくご飯も食べれて美味しいみたいなので、一回は行っておかないとね。
道すがらココ、トガさんがよくご飯食べてる所だ!
美味しそう、というか絶対美味しいんだと思います。
ただ、今の自分には高嶺のなんとか。
それからまたテクテクと歩いて、着いた!と思ったら
CLOSED・・・ガーン。
結構歩いてきたのにな・・・(泣)
とりあえず写真だけでも撮って行こうとパシャパシャしてたら背後から
『何かお困りですか?』
道の脇の木陰で涼まれている品の良さそうなご老人が声をかけてくださり。
『ここでランチでもしようと思って来たんですけど、日曜はお休みみたいですね』
そして、僕も陰に入ってそのおじいさんと世間話。
『ここは女性が一人でやられてるんだけど、美味しいですよ!ただ、コロナになってから確かに週末は閉まってるかもしれませんねぇ。』
おじいさんは西麻布に住まれていて、散歩の途中に休憩をしていたんだと。
そこのお寺の仏像が立派だから見た方がいいとか、ローカルの情報を色々と頂きました。
『ご飯するところを探してるんですか?すぐそこの角を曲がった先にオシャレなレストランがあるから、そこで食べられたらいいですよ!私もお昼食べてなかったらご一緒したいんだけど、さっき食べちゃったからね』
なんか分からないけど、とても親切なおじいさんだ。
で、そのお店を一応グーグルマップで調べたら・・・
これか?
フランス料理でしかも『贅沢』って・・・。
大体僕が食べるお店は、そこのキーワードは『安価』か『お手頃』、すごい頑張って『高級』です。
『贅沢』って、なに?(笑)
一番最上級か?
『あの・・・フランス料理のお店ですかね?レフェルヴェソンスってお店ですか?』
と、おじいさんにスマホを見せたら
『そうですそうです!あっ、コーヒーだけを飲みたかったですか?』
コーヒーだけでなく、ランチができるのはいいのだけれど、どう考えてもこのレストランは自分にはネクスト・レベルすぎる💦
僕は個人的に『見る前に飛べ!』派だけど、どのくらいの高さから飛ぶのかだけは一応事前に知っておくべきだと思う派です。
飛ぶのに失敗しても怪我で済むのか、それとも死んじゃうのかは知っておくべきだ。
食べログでパパッと見たら
完全に死んじゃうパターンのお店でした💦
こんなお店に入った日には、事故でしょ。
昼も夜も予算4万〜5万って、おじいさん、あなたニュータイプの客引きか?
Tシャツ・短パンの身なりの僕が、こんなお店にフラッと入ってランチするわけがないでしょう(笑)
『すみません、ちょっとこのお店高いみたいなんで、もうちょっと手頃な値段のところを探してみます。』
と答えると
『あー、そうですか。そしたら、さっき歩いて来られた道を戻ることになりますけど、この道の先にエンゾウというイタリアンのお店があって、そこは安くて美味しいですよ!日曜もやってますし!』
イタリアンだったらそんなそんな高くはないだろう。
おじいさんにお礼を言い、そのエンゾウというレストランを求めてさっき来た道を戻ります。
それにしても、あのおじいさんは何者だったんだろうか・・・
少なくとも西麻布在住で貧乏でないことは確かだろう。
もし、おじいさんがランチを食べてなかったら、あのアホみたいに高いフレンチをおごってもらえたのかな?とかアホなことを考えながら歩きます。
因みに思うのが、僕ね、旅行先でも東京でもそうだけど、結構話しかけられるんです、知らない人から。
それはそれで嬉しくはあるんだけど、ちょっと・・・って我ながら思うところもあるんです。
もし僕が20代の若い時だったらまだしも、もう41歳のおっさんですから。
普通そんなに道端で話しかけられないだろ?こんだけ歳いってたら・・・って。
そして、おじいさん。
ENZO、閉まってるんですけど・・・(笑)