大変な時期だ。

 

コロナはコロナで大変だ。

 

仕事も仕事で大変だ。

 

友人と電話で話したりしてても、やっぱみんな不安だ。

 

働いてる会社は大丈夫なのか?

 

お給料は、やっぱ減っちゃうのか?

 

結構切実な問題だ。

 

もはや自分も心配ではある。

 

ほとんどの会社がこれから当分の間、販管費をメタクソに削ることに邁進するだろう。

 

ただ、逆に考えるとスゴいチャンスなんじゃないか?と思えたりもする。

 

今、そして少なくとも今年いっぱい、もしかしたら来年以降もだ、会社にとって重要なのは『偉い人』でも『偉そうにしてる人』でもなく、ストレートに書くと利益を生める人、お金(仕事)を作れる人になってくるだろう。

 

しかも出来るだけ仕掛かりが少なく、短期間で確実なリターンが見込める仕事や案件だったら尚更だ。

 

部署も役職も関係なくなると思う、こんな非常事態だ。

 

会社の風通しによりそれぞれだろうけれどコロナ前の平常時に、例えば総務部のスタッフが個人的なつながりで総務の仕事と関係ない営業案件を持ってきても、多分却下されるような会社が多かっただろう。

 

入社1年目の経理部の社員が自分の業務と関係ないけれど会社の利益に貢献できる案件、そんな仕事を引っ張ってきても、これまた問答無用で却下されるような会社が多かっただろう。

 

多くの場合『却下』も何も、そもそも検討というテーブルに『上がる』ことさえしていないことがほとんどだろう。

 

持ってくる仕事/案件の内容なんて見られてないんです。

 

持ってくる『人』が誰か?だけで決められてる、そんな会社も少なくなかっただろう。

 

却下する際の理由なんて簡単だ。

 

『イメージと合わない』でもいいし、『いいけど、今じゃない』でもいい、脳味噌に1秒たりとも電流を流さなくても口から出てくるような、そんなテンプレみたいな理由でも『却下』するのは簡単だ。

 

全部が全部そうでもないが、例えば『数字』で表現した提案に対して『数字』以外の上記のようなフワッとした却下理由だった場合、そんな時は恐らく

 

1)提案された側は、提案したあなたのことを好きではない。

 

2)提案された側の数値的な理解能力を超えてしまっている提案だった。(でも、それは認めたくない。)

 

これのどちらか、もしくは多くの場合、その両方だろう。

 

ただ、このコロナ禍の中でそんな悠長なことを言える会社も多くなくなった。

 

多くの会社が『急募!お金』の状態だ。

 

今まで検討のテーブルにさえあがらずに却下の墓場に送られていた、そんな案件が今なら少なくともテーブルに上がる可能性はだいぶ高いと思う。

 

届かなかった声が、片耳くらいには届くようになるかもしれない。

 

これは平常時だったらあり得ないくらいの、凄まじいボーナス・ステージだ。

 

自分の部署や役職など一切気にせず、これからは上司・上長をヒーヒ言わすくらいゴリゴリでいろんな提案をしていって良いと思う。

 

と、思わないとやってられないくらい今は、大変な時期だ。