香港時代のランチタイム、一緒に食べる人がいないのでほとんどのランチはyoutubeの将棋動画を見ながら一人シコシコと食べておりました。
その時、一番お世話になったのが元奨励会三段(四段からがプロ棋士)のアゲアゲさんこと折田さんの将棋実況動画。
当時は将棋系の動画は見まくっていたので運よくチャンネル開設当初から見ていたんだけど、当時はまだ身分を隠して一般人『アゲアゲ』として指されていて、当時からまぁ、くそ強かった・・・僕のような将棋ウォーズ万年1級レベルが見てて、全く参考にならないブッチぎりの強さ。
そりゃそうだ、元奨の三段ったら限りなく天上人に近い地上人、そこらへんのパンピーが勝てるわけがない(笑)
そんなアゲアゲさんがプロ棋士になるべく昨年編入試験を受けられたのは、昨年の秋くらいにブログでも書きました。
編入試験の受験料54万円と移動交通費などを含む、89万円をクラファンサイトの『Campfire』で募集された際には、香港時代の孤独なランチを支えて頂いた感謝の意味で微力ながら僕も参加させてもらいました。
89万円の目標に対して、520万円弱の支援額!!!
恐らく世のアマチュア将棋愛好家の方、特にアゲアゲさんのyoutubeをいつも見てるファンの夢を託されての、ここまでの金額になったのでしょう。
そして、とうとう・・・
きたーーーーーっ、ヤフーのトップ・ニュースで上がってる!!!
『快挙 将棋youtuberがプロ合格』
他人事ながら、自分のことのように嬉しい!
アゲアゲさんが、とうとう天上界に召されました・・・
アゲアゲさん改め折田先生!(もしくはアゲアゲ先生(笑))
頑張って欲しいです!
タイトル、何かしら取って欲しい!
将棋ね、僕らが子供の頃は結構指せる人がいたけど、今はどうなのかな?
藤井聡太七段の快進撃もあって、お子さんに将棋を教える家庭が増えたと何かのニュースで見かけました。
将棋は一手一手ロジックを積み重ねていくゲームなので、物事の考え方の訓練にもいいんじゃないでしょうか?
世の中にはいろんな『プロ』が存在するけど、個人的に将棋のプロ棋士はプロ野球選手と同等のMAXリスペクトの対象です。
頭の中、どうなってるんだろう?と思う。
将棋連盟の会長も務められた偉人であり異人でもあった故・米長邦雄永世棋聖の残された名言が、そこら辺をうまく表しています。
”兄たちは頭が悪いから東大へ行った。自分は頭が良いから将棋指しになった。”
実際は本人はそんなことを言ってないらしいが、ご本人も面白いと思ったのか生前は積極的に否定はしなかったみたいです・・・あの米長さんなら言いそうだよね(笑)
それにしても、将棋界、今後も盛り上がって欲しいですね。
息子だろうが娘だろうが、いつか子供と将棋を指すってのは、ちょっとした浪漫だなぁ。