年末の大晦日の紅白、美空ひばりさんのCGが歌った。ってのは記事で見たし、それに対しての山下達郎さんのコメントが話題になったのもまとめの記事か何かで目にした。
個人的にはそんなに興味がなくて、CGの美空ひばりさんを『川の流れのように』か『愛燦燦』のCD音源に合わせて歌っているように見せていたんだろうくらいにしか思っていませんでした。
そして、昨晩。
布団の中に潜ってyoutubeでいろんなミュージシャンのPVをダラダラと見ていたら、関連動画で美空さんの『あれから』という曲が出てきて、そしてそれが大晦日の紅白で歌われたことを知りました。
本当に衝撃だった。
ボカロで作られた新曲だったんだ・・・
あまりにも不意を突かれて、そしてあまりにも素晴らしい曲で、ボロボロ涙が出てきたな。
日本人のみながそれぞれ持っている自分なりの日本の原風景みたいな景色を見せれてるような気分でした。
平成元年に亡くなられて、令和元年に蘇った歌手に、こんなにも泣かされるとは思わなかった。
CGの美空ひばりさんが歌うVerの動画はNHKのレギュレーションでyoutube以外では視聴できないので、ここに転載をできないのだけど、確かにCGが歌うVerを見るとこの作品に反対する人の気持ちも分からなくもない。
否応にもCGの美空さんが目に入るので、人によっては『死んだ人を蘇らせた感』を強く感じる人もいるだろう。
見たことがなく興味がある人は、youtube内で『美空ひばり・あれから』で検索するとトップに出てくる動画がそうなので、見てみてください。
ただ、今回の『あれから』の音源としての著作権を保有していると思われるコロンビア・ミュージックさんが、今回の楽曲に美空さんが亡くなられた平成元年以降の世の中のニュースをつなげたPVで聴くと、全然イメージが違うと思う。
CGなど抜きにして純粋に楽曲として聴くと、どれだけこの曲が素晴らしいか伝わると思う。
アラフォーの自分には、この動画はこの動画でグッとくるものがあるけれども。
もちろんと言ったら変だけど、英語どころかカタカナの歌詞さえない100% Made by Japaneseな楽曲だね。
美空ひばりさんといえば多くの代表曲があるんだろうけど、僕ら世代にはなんと言っても『川の流れのように』が一番有名だと思います。
因みに『川の流れのように』の作詞が秋元康さんというのは有名だけど、今回の『あれから』も同じく作詞は秋元さんだ。
たださ、今回美空さんのことを改めて調べてびっくりしたのが、『川の流れのように』を発表してからたった半年後に亡くなられていたということ。
僕は昔から長い間歌われていた代表曲だと完全に思っていました。
生前最後の映像は『川の流れのように』、身長が147cmとは到底思えない圧倒的な存在感。
もし美空さんが昭和の歌姫だったならば、このレベルの歌姫は平成では誰だったんだろうか・・・?
そして、今後彼女のような歌手は出てくるんだろうか?
最後に。
個人的にびっくりしたこととして・・・
美空ひばりさんと誕生日が、一緒でした。