去年はホント辛かった・・・。
あんまり体調というかメンタルというかバイブスがよくない時は、読書は歴史モノに偏る。
読んでいて感情のアッペンダンがないので、安心して読み、そして読み終えられる。
去年はずーっと歴史ものばっか読んでたなぁ。
読書が自分の調子のバロメーターだなぁと気付いたのは、母親が亡くなったあとくらいだった。
ファミリーもの、ハッピーエンドもの、そっち系の類の本を読むのがホント辛くて、当時は歴史ものの作品ばっかり読んでました。
本だけじゃなくて、映画もだったな。
亡くなった翌年に広末涼子さん主演の『おくりびと』って映画が公開されたんだけど、当時全然見る気になれなかったのを覚えています。
やっと見れたのが母親が亡くなってから数年後、三茶の今はなき2本上映で1000円だった三茶シネマで『おくりびと』を見れた時、なんだかやっと喪が明けた気がしたな。
去年の年末くらいからメンタルも体調もホントいい流れで来ていて、最近は歴史もの以外の本を楽しく読めています。
先日、本を返却に行くついでに取り寄せていた本が届いていたので、ピックしてきました。
『舟を編む』
恥ずかしながら、僕はこの作品は船を作っている人の話だと思っていました。(汗)
通勤路にある渋谷の映画館で長いこと上映していたので、船を作る映画がそんなに面白いんだぁくらいにしか思っていませんでした。
それが、まさか辞書作りに関わる人の話だったなんて・・・。
『辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく』
何このヤバいコンセプト・・・、このフレーズをもっと以前に知っていたら速攻で本を読んでいたのに!!!って思った。
そして、壇蜜さんの『たべたいの』
壇蜜さん、僕は激しく才女だと思っていたので、先日のご結婚報道はちょっと悲しかった。
年も近いし、何やら住まいも近そうだったので『もしかしたら・・・』と思っていたけど、もしかしなかった・・・。
香港に住んでる頃、『壇蜜さんと電車で一緒に旅行に行きたい』みたいなことを数回書いた覚えがあります。
書き続けていたら、マネージャーさんか本人が見てくれて、もしかしたらサプライズで・・・とちょっと期待もしていた。
今では一緒に旅行に行くことは現実的ではないけれど、渋谷から田園都市線の最終駅・中央林間までの一時間くらいの電車旅だったら、付き合ってもらえるんじゃないだろうか?と淡いなんとかを抱くのは自由だ。
壇蜜さん、ホントすごいんだよ。
彼女の文才はもっと世間に評価されていいはず。
昔、後輩に言われたなぁ。
『エザキさん、壇蜜の発音のアクセント、間違ってますよ。』
って。