天理からは更に南下して三輪駅まで。


 

途中、車窓から『大和神社』の大きな看板が見えたときは、分かっていたけどちょっと悔しい。

 

大神(おおみわ)神社はマストで行くとして、時間的に行けるのはもう一箇所。

 

それが天理の石上神宮か長柄の大和(おおやまと)神社でした。

 

以前大宮の氷川神社に行った時、戦艦武蔵の名前は東京や埼玉の旧名・武蔵国に由来していて、武蔵国の一宮だった氷川神社が戦艦武蔵の艦内神社として分祀されていたことを書いたけど、戦艦大和はというとこの奈良にある大和神社に因んでの艦名であり、戦艦大和の艦内神社はもちろんこの大和神社が分祀されていました。

 

行きたかった・・・しかも、電車からみる限りはあんまり人は混んでなさそうだったのにな・・・

 

と悔いてもしょうがなく、三輪駅に到着。

 

神社までの行き方は予習してたけど、お正月限定なのか神社の参道へ一気にショートカットできる臨時改札が開けられていました。


 

降車専用で乗る時は使えないみたい。


 

恥ずかしながら実は僕、この大神神社のことを知ったのはつい一年前くらいなんです。

 

紀伊半島は新宮の神倉神社に行った時に、色々と調べていたら日本最古の神社としては知りました。

 

ネットで『日本最古の神社』で検索すると複数の神社が出てくるけど、大方の意見を総合するとこの大神神社がその成り立ちなどからして、一番ガチっぽいです。

 

興味がある人は調べてみてください。

 

参道は今回足を運んだどの神社よりも人で溢れ賑やかでした。

 



拝殿までまだ少し距離がある場所の参道脇に細長い列ができていて、ん?なんだ?って思って先頭の方を覗いてみたら・・・


 

縁結びと夫婦円満!

 

並んでらっしゃる方は若いカップルよりも僕らより上の世代の方たちが多くて、ちょっと意外でした。

 

縁結びより皆さん夫婦円満を願われてる方たちかな?

 

最近は熟年離婚も流行ってますからね、みなさん夫婦円満で宜しくお願いしますね。

 

で、参拝。


 

この大神神社の一番の特徴が一般の神社でいういわゆる本殿がなく、↑の拝殿の背後にそびえる三輪山を御神体とする原始信仰ということに尽きます。

 

拝殿前の説明書きの立て札にも力強く


 

『お山を拝するという原初の神祀りを今に伝えている我が国最古の神社であります。』

 

と記載されています。

 

参拝後には御朱印を頂き(因みにこの石上神宮と大神神社の並びはヤバいです・・・いひひ。)、


 

次にお隣、歩いて数分の狭井(さい)神社へ。

 


この狭井神社の本殿の前にはこのような登山口があり、



 

狭井神社に然るべき申請をし、科される禁止事項を承服のうえで本来禁足地であった大神神社の御神体である三輪山に登ることを許されるとのことです。

 

残念ながら正月三が日は登山が出来ないとのことでしたが、いつか登ってみたいね。

 

登る人の中には、御神体なので靴だと失礼ということで裸足で登る人もいるらしく・・・。

 

奈良にまた来る理由ができた。