買った覚えはなかったのだけど、家にあったのでサクッと読んでみました。
何気に初めての又吉直樹さんの作品、というかエッセイでした。
読み出す前に目次を眺めたら面白そうだったけど、風呂に入って読み出したら・・・・ん?
内容よりも、自分には文体があまり合わなかったのかもしれませんでした。
『〜しました。〜ありました。〜と思いました。』のましたました系の文章が連続する文体は小学生の夏休みの日記を読んでいるようで、退屈に感じられました。
普段、本を読まない人を意識して書かれた本書とのことなので、この文体も意図して揃えられたのかも?と思いました。
書いてある内容自体は帯にあるように『なぜ本を読むのか?』という興味深いテーマなので面白いんだけど、いかんせん『ましたました』、普段なら速攻で読むのを辞める類の作品だけど我慢に我慢を重ねて、なんとか夜を乗り越えられました。
読了後は、逆に又吉さんの他のちゃんとした創作作品を読んでみたいと思いました。
又吉さんが作家として爆発した『火花』はカテゴリーは純文学なので本エッセイのように『ましたました』系の文体ではないだろうし、しかも芥川賞を取ったくらいだから読み手の感性に合う・合わないはあれど、作品の完成度は少なくともクソではないはずだと思いました。
今日世田谷図書館で図書カードを登録したので、ネットでも検索できるようになってすごく便利になりました。
人気の芸人さんが書いた作品だけあって、世田谷区の図書館だけでもハードカバーで74冊、
文庫本で12冊も所蔵されていました。
とりあえず、こんな感じで一日が終わりました。