今日は特にこれといって幸せを感じる瞬間もなく、仕事を終えて退社。

 

これといって予定もないので、帰りがけに渋谷センター街のど真ん中にある立ち喰い寿司屋さんに寄って、1000円ちょっと分だけ食べる。

 

ここの炙り海老マヨ、地味に美味しい。


 

知る人ぞ知るだから知らない人は知らないんだけど、ここのお寿司屋さん、普通に美味しいです。


 

普段ファミマのにぎり寿司10貫セット(554円)で鍛えてるから、大概のお寿司は美味しく思えるよ。

 

会社で本が好きなキャメちゃんが『ハサミ男』って小説を勧めてくれたので、三茶で途中下車してブックオフに寄った。

 

あとは、先週末に行った富士フィルム・スクエアの写真展、その写真家さんのトークショーが今週末あるらしくダメ元で電話してみたら、まだ空席があるとのことで参加できることになったから、司馬遼太郎さんの『街道をゆく』を一冊くらい読んでから参加しようと思ってね。

 

それにしても渋谷のブックオフが閉店してから、ほんと不便だ。

 

また渋谷に大きな古本屋さんが出来ないですかねぇ・・・。

 

三茶のブックオフについて、いつものように100円コーナーに直行してリサーチ。

 

残念ながら『ハサミ男』も『街道をゆく』もなかったんだけど、司馬遼太郎さんの『世に棲む日日』の1巻から4巻の全巻揃ってる!

 

もちろん全部100円だ。

 

100円コーナーで複数巻に分かれている作品が全巻揃ってるのなんて、ほぼ見かけない。

 

裏表紙のあらすじを読んだ感じだと、1,2巻は吉田松陰さん、3,4巻は高杉晋作さんが主人公っぽい。

 

幕末における個人的立ち位置は佐幕派なので、これらの長州藩の二人が主人公の作品を手にするのは少し奇異に映るかもしれないが、吉田松陰さんは子供の頃から好きだから、これでいいんです。

 

山口は萩の松下村塾も見に行ったし、それこそ上京してから数年の初詣は毎年世田谷の松陰神社なくらいのリスペクトを込めてはいるつもりだ。

 

とりあえず全巻が400円ちょっとで手に入ったのが嬉しくて、帰宅する前に三茶の上島コーヒーに行って早速ちょっと読んでみた。

 

書き出しが、すごい。

 

『長州の人間のことを書きたいと思う。』


 

いきなりリミッター・カットの司馬節がうねっている。


またさ、表紙の絵が素晴らしいじゃないですか。


ずっと見てたら、泣きそうになる表紙だ。