中津川に着きました。
改札を飛び出ると駅正面に少し小さめの特別車みたいなバスが待機していたので、
おっ?これはまさか馬籠宿行きか?と思いきや、
危ない危ない、まさかのバスタ新宿行き(笑)
こーんな岐阜の山の中から、新宿行き!?ってすごくないですか?
需要があるってことでしょ?
逆に言うと、新宿から一本で中津川に来れるってことか。
勉強になります。
因みに、馬籠宿。
中津川駅から8キロ以上離れた山の中にあるので、公共機関でのアクセスはバスかタクシーになるんだけど、バスの接続が非常に悪い。
一応誰か行くかもなんで、バスの時刻表を張っておきます。
中津川駅 → 馬籠宿
せっかく中津川で140分も乗り換え時間があるのに、バスで往復してたら電車に間に合わない。
うーーん、せっかくの観光名所なのにもったいない・・・。
せっかくここまで来たのに馬籠に行かずに駅で140分待ちぼうけもあり得ないので、僕はタクシーで行くことにしました。
往きをタクシーにしたら、1時間弱滞在できて、帰りはバスで戻ってきても電車にはなお間に合います。
タクシーのおっちゃんが話好きでね、いろんなことを教えてくれて楽しかった。
なんでもこの馬籠宿の先、8キロくらい行ったところに妻籠宿って言うまた別の宿場町もあるらしい。
観光地として有名で観光客が多いのは馬籠だけど、昔の風情が残っているのは妻籠の方らしい。
一応、タクシーで行ったらどれくらいかかるか聞いたら、中津川駅から馬籠だと3,200円くらい、妻籠だと6,000円以上かかるらしい(汗)
時間も惜しいがお金はもっと惜しい。
今回は普通に馬籠宿だけを見ることにしました。
『パンフレットあげるから、また来てよ!今度は妻籠と、あと苗木城っていいお城もあるから!』
苗木城?
ちょっと後で調べとくか・・・。
おっちゃん、いろいろ興味深い話をほんとしてくれたんだけど、そんなかでも一番は、この馬籠宿に関わるお話。
中津川市ってのは岐阜県なんだけど、長野県と県境の街で宿場町の馬籠宿ってのは住所上、半分が岐阜県で半分が長野県だったんですと。
そして、その長野県側には文豪『島崎藤村』の出生地もありました。
それがどうしたかと言うと、平成の大合併ですよ。
タクシーのおっちゃん曰く、全国でもここ馬籠だけだったらしいんだけど馬籠宿の長野県側にあった地域が、平成の市町村合併を機に馬籠宿まとめて全部、岐阜県に越県合併したらしい。
要するに『おやすみ〜』って長野県民としてベッドに入って、『おはよう〜』って目が覚めたら岐阜県民になってた・・・ということですよ。
それだけならまだしも、馬籠宿という観光地も全て岐阜に奪われ、長野県が生んだ偉人・島崎藤村が岐阜の偉人になっちゃうってことで、長野県はもちろん猛反発して当時は侃侃諤諤のやりとりが行われたとのことです。
『当時、ニュースでもやってたでしょ?覚えてない?』
って言われても、当時九州の田舎の中学生とかだから、岐阜や長野のことなんか1ミリも気にせず生きてたんで、全く知りませんでした・・・。(汗)
そうこうしてると、タクシーは馬籠宿へ。
料金はまさに3,290円。
こんな山の中にいきなり宿場町が出てくるんだから、ちょっとびっくりですよ。