渋谷の東急文化村、なんならいつも文化村の裏を歩いて帰ってる。

 

B1にエスカレーターで下ると・・・ドーン!!!


 

お金払って入場しなくても、もはやこれがタダで見れちゃうんだから!

 

私はもちろん入場です。


 

『みんなのミュシャ』って展示会名もさることながら、このフォントがいいね、なんかNHKの子供番組みたいなフォントでさ。

 

中はですねぇ、ミュシャ・ワールド全開でした。

 

何よりすごいのが、人・人・人。

 

平日の夕方なのにすーごい人がいてビックリ!

 

正直、平日のこの時間だからそんなに混んでないだろうと思ってたけど、凄まじい人気。

 

中は一つの区画だけ撮影OKだったんで、何作品かパシャパシャ写真撮ってきました。




 

この時代、SNSでの拡散を考えると撮影全てNGってより、こうやって一部だけでもOKにするのは全然アリだと思うな。

 

しかも、代表作のこの黄道十二宮とか写真撮れるんだから、言うことなしですよ。


 

僕の中でこれがこれぞミュシャの作品なんで、写真撮れるとは思ってなかったんで嬉ししし。

 

写真はNGだったけど、ジスモンダ始め多くの代表作が見れるんだから、ミュシャ好きな人には絶大なるオススメ。

 

ミュシャの作風はその後サイケデリックなどのロックにも影響を与えていって、それこそグレートフル・デッドやジミヘン、ピンク・フロイドetc、当時のバンドのアルバム・ジャケットにすごいオマージュが見られて、そんなロック・バンドのアルバムも併せて並べられていました。

 

このコーナー見てて、あっ!と思ったのが、日本の有名なファッション・ブランド、ヒステリック・グラマー!

 

ヒステリック・グラマーのあの女性のイラストやフォントの感じとかって、遡っていけばミュシャに辿りつのかも!?って一人納得。

 

最近、美術館とかでは鉛筆を借りて作品リストにメモ書きするようにしてるんだけど、自分の中でヒステリック・グラマーを思いついた瞬間、興奮したのか思わずヒステリック・グラマー?って丸で囲んでました。(笑)


 

あとでネットで調べてみたら、一人だけだけど、ミュシャとヒステリック・グラマーの共通項について書かれてる人がいて、ちょっと嬉しかったよね、自分だけじゃなかったんだって。

 

最後の出口の方のスペースには、日本の漫画家さんでミュシャに影響を受けた人のイラストも並べられていて、少女漫画の特に黎明期におけるミュシャの影響はかなり大きいね、構図とかさ。

 

なーるほど!って感心しながら見てました。

 

男性の作家さんでも2名の方のイラストがまとめて展示してあって、一人は我らが天野喜孝さん。

 

天野さんがレペゼン・ミュシャっていうのは以前何かの記事で読んでいたんで驚きはなかったんだけど、飾ってあったイラストが田中芳樹さんのアルスラーン戦記のイラストで萌え死んだ。


 

中学生・高校生の頃って今と違ってネットがなくてさ、小説を買う時ってもはやジャケ買いって大きな購入理由の一つだったんだけど、もうね、天野さんのこのイラストが好きすぎて、それこそこのアルスラーン戦記とかあと夢枕獏さんの『大帝の剣』とか、もう懐かしすぎます。

 

2名のうち1名が天野さん、そしてもう一人が出渕裕さんって方で名前は恥ずかしながら知らなかったんだけど、展示してある作品を見て、もう大興奮ですよ!

 

これ、このイラスト描いてたのって、出渕さんだったのかーーーーっ!!!

 

この出渕さんについてはあまりにも熱量がオーバーヒートしてしまうんで、あとで別に書こうと思います。

 

またさ、出口のあとの関連グッズの物販エリアが充実してるのよ。

 

色々欲しいのがあったけど、グッとこらえていつものポストカード。


 

これもねぇ、誰か出す相手がいたらいいんだけど、悲しいかな家にポストカードがたまる一方です。

 

ネットでペンフレンドとか探して無理矢理でも消化していく方法を考える時期がきてるのかもしれません。

 

因みにさ、Tシャツも2種類あったんだけど、買ったファンの方には申し訳ないんだけど、なんでこのイラストなんだろう?っていう。

 

もちろん著作権とか大人の事情もあるだろうけど、なんでこのイラストで、しかもこのイラストの入れ方なの?と個人的に思ってしまいます。

 

ミュシャ好きの人が集まるオフ会とかならいいんだろうけど、街中で着るにはデカめの全面プリントで主張が強すぎるというかなんというか・・・(汗)

 

これがさっきの黄道十二宮然り、丸い円の中に女性の横顔が収まるシリーズのイラストのバックプリントで、フロントは胸元に『みんなのミュシャ』でもいいからワンポイントだったら、全然渋谷の街中でも着れるTシャツなんだけどなぁ。

 

旅先で美術館・博物館の類にはちょくちょく行って、物販コーナーってすごく楽しみなんだけど、思い出ベースのアイテムが多くて、なかなか普段使いできるのって案外少ないんだよね。

 

Tシャツなんかオシャレなのがあったらバンバン買いたいのに、なかなか素敵なTシャツに巡り会えない。

 

直島の安藤ミュージアムのTシャツくらいかなぁ、これまでで『このTシャツ、ヤッバ!』と思ったの。

 

どこ行ってもトートバッグばかりで、普段手ぶらの私からしたら全然魅力的じゃないんだよねぇ。

 

例えば、デザインオフィスのnendoさんと東京・ミラノとデザイン・ショップを展開されてるTENOHAさんのオリジナルデザインのイラストを、手前味噌で恐縮だけどナノさんの汗染み防止という機能素材のAnti SoakedってTシャツにプリントしたこのコラボ商品↓


 

今自分で見ても焦ったけど、完売してるんです。(買いたかったなぁ。。。これ、どうにかして買えませんか?(笑))

 

要するにオシャレというか、カッコよかったら売れると思うんだよなぁ。

 

あそこの美術館の名前の入ったカッコイイTシャツあったら欲しいなぁっての、結構あるんだけどね。

 

最後に、ミュシャ展の最後が物販のエリアなんだけど、その物販のエリアを出て広場の反対側にもいわゆる一般的なアート・ショップもあって、そこのお店にもミュシャ展の物販スペースとはまた別にいろんなミュシャ関連のアイテムを売られているので、興味ある人はそっちも是非見た方がいいですよ。


 

特にポストカードに関しては、全然こっちのお店の方が種類は多かったです。


 

みんなのミュシャ 

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_mucha/