先日、ご飯を食べていたら、隣の席に二人のサラリーマンが。
どうやら職場の先輩と後輩みたいでした。
後輩がどうやら仕事で結構なミスをしてしまったみたいなんだけど、それに対して、パイセンサラリーマンがずーっと
『ピンチはチャンスだから!』
と説教モードだ。
人間は酔うと声の音量を調節できないらしく、どうしても話が聞こえてくる。
話、というか説教を聞きながら
『このパイセンサラリーマンの思考回路がもはやピンチじゃなかろうか?』
と思ってしまった。
『ピンチはチャンス』
よく聞くフレーズです。
ただ、僕はあまり…どころか全く好きなフレーズではありません。
なぜなら、その言葉通り、基本的に
『ピンチはピンチ』
なんです。
特に、そのピンチと関係ない第三者から『いやさー、ピンチはチャンスっていうじゃない?』とか言われると、そのピンチな当事者は、発狂したくなります。
二人のサラリーマンと全く関係ない僕でさえ、二人の会話を聞いてて、その『ピンチはチャンス』だというパイセンを、願わくば、素っ裸にしてテレポーテーションで宇宙空間にぶっ飛ばしてあげたく思いました。
ある瞬間、いきなり素っ裸にされ、突然空気も何もない宇宙空間に移動させられたパイセンサラリーマンに聞きたい。
『さぁ、このピンチをどうチャンスに変えます?…ってか…生きてますか?』
と。
この状況下だとダイハードのブルース・ウィリスさんでも、もはやダイしてしまうだろう。
後輩サラリーマン、頑張って欲しい。