半袖・半ズボンを売りにしていた僕も、流石に長袖・長ズボンになった12月。
年々、地球温暖化が進んでいると叫ばれているが、今年の日本は普通に寒い。
先々週、僕は半袖・長ズボンで外を歩いていたら、あまりの寒さに風邪をひいた。
寒さに負けたみたいで悔しい。
今、そんな僕の目の前を一人の男性が足早に歩き去っていった。
目を疑った。
その男性は、半袖・半ズボンだった。
今、この格好だったら夏はどんな格好をしてるのか聞きたいくらい見事な半袖・半ズボンだった。
しかも、半袖は無地の蛍光黄緑だった。
僕は敵わないな…と思った。
決定的に負けを悟ったのは、その男性は半袖・半ズボンで鼻歌を歌っていた。
オーシャンゼリゼだった。
ここまで決定的に『差』を見せつけられたら、悔しいを通りこして清々しささえ感じられた。