今回のテーマは「大災害後を生きる」をテーマにしました。

ゲストスピーカーには、東日本大震災で福島県から避難して来られている堀江さんと福島さん(お二人ともブログ掲載を承認)にお越しいただきました。

 

2011年の8月に福島市内から避難されている堀江さんからは、避難をするまでの状況、避難をしてからの京都での生活、現在の思いを話して頂きました。特に印象に残った「今までは国が私たちを守ってくれると思っていたが、守ってくれない。自分の身は自分で守らなければならない。」という言葉は、全員の危機意識を高めるに十分なものでした。

2011年の4月に南相馬市から避難されている福島さんからは、避難から現在までの状況と、現在戦っている裁判についてのお話をして頂きました。住宅無償提供打ち切りの問題は他人事ではなく、若狭湾にある原発群に万が一のことがあったら近畿の水がめである琵琶湖が汚染され、そうなれば、私たち自身も同じことが起きる。数年後には今の避難者と同じ状況になる。大飯原発差し止め訴訟などにも力を注ぐ思いを力強く語って頂きました。

 

その後、全員で自分自身の問題として議論し、「情報をいかに収集し、適切に判断するか」という点では特に激論が交わされました。堀江さんや福島さんと同じ状況に立ったとき、自分は果たしてどんな行動ができるか、と全員が深く考える時間になりました。

ゲストスピーカーのお二人からも「活発な意見が出て、大変面白かったです」と言って頂きました。今年は新代表を迎えてますます楽しくイキイキした会にしていきましょう!!