先日最終回を迎えた
「海に眠るダイヤモンド」。
好きな俳優さん…神木さんに斎藤さん…
見るしかない!と観ていた。
主題歌KingGnuの「ねっこ」もとても好き。
主人公鉄平の一途さに感動した…等の感想があったようだけど、私はただ感動…とはいかないモヤモヤした気持ちになってしまった。
私自身、鉄平と同じ匂いがする気がしてしまったのかも。
最終的には尻拭い担当という役割が似通っているというか…。
なんか、
自分のこれまでを考えても、どこか各々役割ってあるのかなと感じてきた。
問題を持ってくる人間、
巻き込まれる人間、
結局最後には帳尻合わせをする流れになってしまう、シワ寄せをくらう人間…といった風に。
鉄平はまさにシワ寄せをくらう役割だな…と思えて、自分と重ねて何だかなぁ…となってしまったようで。
だから、こうやって終わる役割の人間ってやっぱり居るんだよなぁ…とモヤモヤしたのだろう。
1度きりの人生でそれって…。
よく考えてしまうと感動なんて出来ないな…と。
母親がリナに思わず投げかけた言葉、
まさにそれだよ…と。
言っても仕方ない事でも、言いたくなってしまう気持ちはわかる。
誰かとの出会いで一気に拓ける事もあれば、一気に破滅に向かう事もある。
最後のコスモス越しの端島…、
すかさずながれた「ねっこ」。
私は感動どころか…ナンテコッタ…
結局1人で終えたのかよ…だった。
鉄平が気の毒で気の毒で…。
何だかなぁ…モヤモヤモヤモヤ…と。
でも、鉄平の関わった人々が皆濁った人間じゃなかったみたいで良かった。
それだけは良かった。
そうじゃなかったとしても、
鉄平がそれを知らないままで終えられたのならまだ良かったと思う。
私は知ってしまったから、
ただ感動する事が出来なかったのか。
知らないままなら私も感動で終われたのか。
何だかやっぱり世の感覚とはかけ離れてしまったのかもね…と感じるドラマの最終話だった。