この世って、そういうのに溢れまくっているなぁ…とウンザリする。
なんか大抵が歪んでいるなぁ…と感じる。
先入観や決めつけ…、
当たり前じゃないのに当たり前だと思って思考停止していたり…。
思考の振れ幅が全くないような、
わざと目を逸らして見えないものとしてごまかしているような。
障害者になって視点がガラリと変わって、見えるものも違って状況も変わって余計にそういう事にウンザリするようになった。
人間の、底しれぬ欲深さ。
その強欲さに。
本当に、どこまでも欲深すぎる部分に…。
血が繋がっていようがいまいが、
そこじゃないのではと思ってしまう。
家族だからって、そんな表面的な事が何だって言うのか。
血が繋がっていないと家族じゃない…っていう価値観…?
だとしたら、動物家族への沸き上がり留まらない愛情は何だと言うのか。
下手をすると家族より何より大切だと感じるその気持ちは…?
同じ時を共に過ごした…その時間をどう、いかに共有するかであって、
気持ちが繋がるからなのでは。
だから、血が繋がっていようが気持ち…心が繋がっていなければそれは表面的なだけのものだろう。
家族が絆になるか鎖になるか。
それは関係性で変わると思う。
何かが起こったとして、
それがさざ波位の出来事に留まっていれば、そこそこの家族の絆だと感じて終わるだろうと思う。
良い家族だな〜で「終わる事が出来る。」
大抵はそうなのかも…私が特殊だったのかもと今思った。
でも、ひと昔前はそんなのザラだったか。あからさまに差別していたもんな…顔に傷があったりしたら恥ずかしいから出歩くなとか、離れに閉じ込められたり…?
理不尽の盛り合わせ…。
めちゃくちゃすぎ。
私もまだこの時代だったからこれくらいで済んでいるのかもとも今思った…。
いやしかし、見事な手のひら返しだったけど。
それこそ、家族「だから」ではなくて
家族「なのに」という経験だった。
悲しいけど障害者あるあるなのかしら…。
それまで散々頼ってきて、
ちょっとの事で褒めたり持ち上げたり勝手にへりくだってきたり、
そんなに持ち上げる事か…?と感じた事も多かったけど、私も結局はいい気になっていた所はあったのだろう。
向こうだけが悪いとは思っていない。
それは変わらない。
ただ、キッカケが障害というのが、
卑劣というか…とても情けなく思ってしまい、
そんな相手をこれまで良くみていた自分の見る目のなさとおかしさを自覚した時に、自分自身も情けなく思った。
結局私自身もしっかり歪みに浸りきっていたのだから。
でも、そうまでされても関係修復したい相手ではなかったから、血が繋がっていようが離れる方が賢明だと思った。
それは揺るがない。
実際、何の影響もない。
すぐ会える距離に居るけど会っていない。特に会いたいとも思わない。
連絡もしていない。
このままで全く構わない。
身内保護フィルターで濁りきった目を通して見ていた身内は、
おかしさから目が覚めてくっきりフィルター越しに見ると………、
何故この人間を良く思えていたのか…?と不思議になるような人達だった。
良く見ようという、その曇りガラスは濁り過ぎておそろしかった事に気付いた。
そして、自分が恥ずかしくなった…。
でも、それがわかって良かったのだと思う。気付けて良かった。
私は「家族だから」とやたら言う人間は苦手。胡散臭くしか思わない。
上手くいっているのかもしれないけど、
それは本当にその家族全体の総意なのか…?と勘ぐってしまう。
まぁ、どうであれ知ったこっちゃないのだが…。
世の中には、自分の見たいものを自分に都合良くしか見ないご都合人間がいる。
だから、その人間が属するサークルの人達が同じ気持ちだとは限らないと思う。
表面的には上手くいっている風で、
そんな事が言える程度の状況ならまぁ良いのだろうけど…、
そういう人間には家族にも色々あるという事を理解する事は出来ない。
「家族なのに」と、考えなしに言葉を投げかけてくる事しかしない。
わかってないなぁ…、
まぁ、わかるはずがないだろうけど…。
としか思わない。
いや、それなら幸せなのかも。
本当の中身を見ずに、知らずに、
見たい部分だけつまんで見られるのなら。
私も節穴な目だったけどな…。
「〇〇だから」
そういう価値観って勿体ないというか。
それによってどれだけの事を見過ごしたり気づけなかったり無駄にしたり傷つけてきたりしたのだろう…と思う。
まぁ気づけたのならヨシとするか。
こうにまでならなければわからなかった事…こんな風にはなりたくはなかったけどな。
気づけなければ気づけないまま、
愚かしいままでいられたらその方が
圧倒的に楽だったと思う。
でも、気づいてしまえば愚かしい時には戻りたくないし戻れない。
家族「だから」
家族「なのに」
私はそんなのどうでもいい。
気持ちや心が繋がっていると感じられるのなら、
そんな関係性を築けたとしたなら、
血が云々とかそんな諸々は瑣末な事。
そんな諸々、意識すらしないで居られる人とだけ向き合えたらいいなと思う。
時間は有限だもの。
関わりたい人を決めるのは私。