今シーズンのドラマに出ている方で、
亡くなった元義弟に似ている方が居る。
ドラマを観てその方を見る度、
『あぁ、似ているなぁ…………』
と思う。
初代元夫にも似ているかも…。
初代元夫に似ている云々は本当にどうでもいいけど、元義弟が元気であったなら…、
この方みたいな感じだったのかなぁ…なんて思いながらドラマを観てしまう。
そして、もっと話をしてみたかった…と今更な事を思ってしまう。
病気と向き合い、きっと様々な想いを抱えていただろう…。
出来る事なら、今言葉を交わしてみたい。
でも、それはもう絶対に叶わない事。
あぁ似ているなぁ…も、私には共有出来る相手は居ない。
誰かと誰かが似ているという感覚。
これも人それぞれなのだと感じた事があった。
母が、父と似ていると言ったテレビに出てきた人を私が見ても、
私は え…そうは思わない…と感じたし、その後何度見てもわからないなぁ…???としか思わなかった。
でも、いつだったか父方の伯母との連絡をする中で…私が父に似ていると思う俳優さんが、伯母夫婦でも似ているねと話していたと教えてくれた。
その時に、個々の感覚の違いで誰と誰が似ている似ていない…が全然違うものなのだなと知った。
同じ家族という集合体に居て長い時間を共に過ごしても、感覚まで似通うという事はなく全く別個のものである…、
それがよくわかったというか。
やっぱり「家族だから」という言葉で括るのは違うな…と思った。
でも、別個だと理解した上で分かり合おう、歩み寄ろう、とする事が出来るのなら家族という集合体も悪くないのかもしれない。
私は親や姉妹とのそれを望まないけど…。
いや、望めない…が正しいのかもしれない。きっと私が求めるものは手に入らないだろう。それが何かもわからないし、既に何も望んでいない。
ドラマを観て元義弟に重ねて、
でも、それを共有出来ない事は悲しくなる…。
こんな感情を持てる事すら贅沢なのだろうと思う。
◯◯くん、元義姉さんはずっと忘れませんよ。
夢でいいから話したいなぁ
なんてね。