歩いて行ける所にあった手芸店。
先日久々に行ったら様子が違って商品が少なかった。
まさか…と思ったら、頭上に閉店セールのお知らせが…。
物凄くショック……。
頻繁に訪れる訳ではなかったけど、
子供が学校で必要なものがあったり、そこそこ大きな物を作りたかったりするとそのお店で布を選び購入した。
ただ見て回るだけでも私は楽しくて…ハギレを見るのも好きだった。
今は100均でも手芸用品が買えるけど、やっぱり手芸店の方が良い時もある。
唯一徒歩で行けたから、それが物凄く物凄くショック…。
めまいが酷い私には、公共交通機関で隣の駅に行ったりするのも容易ではないから…手芸店に行きたいとなったら
もう1人では行けそうにない。
何駅か先に大きな手芸店はあるけど、
人が多かったりすると容赦のない人の流れが恐い。
杖をついていようがお構いナシで、
ぶつかってもスルーされる事の方が多いから。
お店の商品の置き方や広さによっては
杖の私には見て回る事も難しくなってしまう。
距離感がつかめないからすれ違いも恐くてスムーズには出来ないし、
上手く避ける身体スキルが私にはない。
もし行きたいとなったら、娘に付き合って貰うしかないだろうな…。
頼めば付き合ってくれると思うけど、
母親としてはそこまでの歳でもないのに既にお世話をして貰うようで、
複雑な気持ちになってしまう。
身体障害があるから仕方ない事でも、
どこか情けなく感じてしまう。
この国は、小さな頃から迷惑をかけるなと刷り込まれてきているから、
それがすっかりしみついて、
手を貸して貰う事に当たり前のように抵抗を感じてしまうのかもしれない。
でも、私にかぎらず出来ない事は出来ないし、配慮が必要な事は必要だし…。
何でもかんでも迷惑…みたいにすり込まれてきていなかったら、
こんな風には思わなかったのかもしれない。
そんな事を言っても仕方ないけど…。
あぁ、悲しい。
でも、今回行った時に閉店を知れたし、息子が学校で必要なお昼のランチョンマット?2枚とカトラリーを入れる袋に良さそうな布を安く買えたから、
有り難く作らせて頂こうと思う。
ありがとう、手芸店さん。
悲しいけど、ありがとう。