正月休み中、娘にバッグを作った。


相変わらずの非フォトジェニック。
もう綺麗に撮ろうという気力すらない中年の私…知らんぷり
フレームでごまかそうという、このせこい思考笑い泣き後ろがもろふすまでごまかせる訳がない。でもそれでいい。


前に、大学の実習着をポリ袋に入れ持っていた日の見送りの後日、

バッグ作ろうか?と声をかけたけど、

その時は『この袋があるから大丈夫〜』と言われた。


でも先日、娘が友達と着物デートする時に丁度よいバッグがなく、

貰ったものの私が着ない服で、

“これをこうしてトートバッグを作ろうか?”と聞いたら乗り気だったから作る事にした。

娘が使っていた袋もさすがに破れてきたらしく、頼もうと思っていたとかで。



着物デートまであと2日ほどで、

服を切り刻んで作るのは実は初めてだったから形に出来るか若干の不安はあったものの…形にするしかないダッシュと着手した。


これはリメイクってやつ…?と思いながら、一応作り方を調べて確認して、

サイズなどは適当に………。


いざ裁断となると少し身構えたけど、

時間もそこまでなかったし、どんどん進めた。


そこで、接着芯があまりない事に気付いた私…。

ないとナヨナヨしてしまうから、

やっぱり使いたくて、可能な限りあるものをアイロンではりつけた。


 

 



接着芯を全面に貼らずとも、一部だけでわりと良かったりして、使い方も色々なのね、なるほどねぇ…なんて思いながら裁断を済ませ、

ミシン縫いへと進んだ。


私が何かを作る時は、カーペットに小さな机を置いて、そこにミシンをのせたり裁断をしたり…あぐらをかいたり膝をたてたり、

色々な態勢で作る事になる。


片側に軽い麻痺がある事もあって、

布を押さえる手が震えてしまったりしないよう妙に緊張していたりするのか変に力が入ってしまうのか、

ミシンがけには結構気を使う。

そして、肩がバキバキになる。


肩のバキバキは仕事の時からそうだから、ミシンがけをしたとしても普段とそこまで変わりないと思うけど、


驚いたのは娘のトートバッグを作った翌日。

筋肉痛…………なぜじゃ…悲しい

もうそんなに気にならなくなったからどこが筋肉痛だったか忘れたけど、わりと全身まんべんなく軽く痛かったような。


歳を重ねるというのは…

中々に想像だにしない事が起こるのじゃなぁ………なんて、

声に出したとか出さなかったとか…。


トートバッグの中はポケットの部分を使ったり、Dカンをつけてみたり…娘は気に入ってくれたようで私も嬉しかった。


大学生の娘に作ったものを使って貰えるのは、妙に嬉しいような。

これはきっと、良い私の形見となるはず。

いや、どうなんだ…?

わからないけど、まぁいいか。

運動しないとなぁ。