想定していた嫌な事が起きていた。
玄関先にある扉の外に、生を終えたセミがひっくり返っていた。
誰に踏まれるでもない端だったから、
まぁ大丈夫かな…と思っていたけど、
昨日のごみ捨ての時にややウチの方に風で近づいていたから、嫌な想像がその通りにならないといいなと思っていた。
が、
見事想像通りの嫌な事になっていた。
遅く起きた今朝。
さっき洗濯干しを終えた。
さぁ、外の物干しに洗濯物を…と居間の
窓から外に出ると、そこそこな物が玄関近くにあった。
これは、落ち葉?
落ち葉であって干しかった。
でも、それは玄関先の扉でひっくり返っていたセミだった。
マジか………………
わりと強く吹いていた風でウチの敷地内に、それも外にデルトキ必ず通る所にユラユラと居る…。
風でユラユラ…勘弁して欲しかった。
一瞬無になりそうになった。
でも、今日はネットスーパーを頼んでいるし、多分必ず踏まれる場所。
踏まれるのだけは嫌。
洗濯物を干した後だとセミを下にダイブさせるにも洗濯物にかすりそうで嫌だったから、
考える暇はなかった。
「この時期に出動するとは…………」
と、虫虫ゲッターを手にした。
ロングバージョンのこれ。
暑い時に1度出動。
昨年はこれがあっても無理だったけど、
今夏はヘタレを脱し、このアイテムで1度移動させた。
出来るようになったけど、
やっぱり嫌。掴む時に発せられるカサッという羽と地面が擦れるほんの一瞬出る音…あれが堪らなく嫌だ。
もう完全に此の世の物ではないから、
すぐに移動させる事が出来た。
うわ…………と思いながら。
何か一部が挟む部分に残っていないよねぇ…仰向けだったから
ついでに、敷地内で生を終えたカナブンも移動してもらった。
草むらに…。
こんな固いコンクリートで朽ちていくのもしのびないし。
カナブンまでなら、遭遇しても杖先で踏まれないような場所へゲートボールのようにカーンとか出来るけど、
やっぱりセミは無理だ。
どうにも無理だ。
どうやっても好きにはなれないと思う。
だから、世にいる動物の虐待をする人の思考がわからない。わかりたくもないけど。
嫌いなら何故近づくのか。
尊い動物を人間なんぞの感情の捌け口にするな。と。構わないでくれと思う。
私にとっては美しいものなのだ。
自傷行為でもしてなよ、卑怯もの💢
としか思わない。
やっと暑い時期の虫の恐怖をさておけるかと思っていたのに…。
これがあって助かった。
トングじゃキツイ、距離が無理。
落として叫びそう。
あービックリした