『 常に聞き耳を立てよ 』

 

 

  金儲けのチャンスは、いつ、どこで、どんな形で巡ってくるか分からない。

 だから常にアンテナは張っておけ、ということだな。

 と同時に、危険回避のためにも必要だということだね。

 

 とある小さな会社の社長。

 普段は温厚で、社員と接する時も、大体は笑みを浮かべながら話す人である。

 冬のとても寒い朝、事務室に行くと、机に座り書類を見ている、いつも通りの

社長がいた。

 途中、

 「チッ」

 と、小さく舌打ちしたのを 私は聞き逃さなった。

 

          ( 何かあったな )

 

 余計な事に巻き込まれないようにと思い、早々に用事を済ませ事務室を離れた。

 

 

 それから何日か経ったある日、先輩から聞いた話し。

 出張に行かれてた人が、雪の中、会社の車で移動中、滑って電柱に突っ込み

フロントを大きく潰してしまったというのだ。

 結果、全損廃車。

 やはり予感は的中したのだ。

 

 普段、温厚に見える人が、一度火が点き豹変してしまうと、恐ろしいものである。

 私も仕事で会社の車を運転することがあるので、あの日すぐ離れて正解だった。

 もし、少しでも「今日は寒いですね~」などと、会話を交わしていたら、

きっと私にも矛先を向けてきたに違いない。

 

         【 サインは見逃すな 】

 

 金儲けの話しでは、ありませんでしたが、個人的トラブル回避についての

私の体験談。

 

 

 

 

    『 家族といえど、金儲けの邪魔はさせるな 』

 

 

 儲けのためなら、正にその通りですな。

 

 フェレンギの社会では、完璧な「男尊女卑」の世界で、女性は服を着ることも

許されません。

 結婚も取り引きの一つとして行われ、女性は 「権利放棄証書」にサイン

しなければなりません。

 フェレンギ人は、何よりも儲けることを重んじるため、自分の命が掛かっていても

金儲けをの方を選ぶ種族です。

 なんとも地球人には理解しがたいですね。

 

 もし地球人なら、銃を突きつけてきた相手には、全財産をくれてでも命乞いする

でしょうね。

 

 まあ大抵はね。 

 

 

 

 

    『 契約は破棄できなくても、ねじ曲げることは可能だ 』

 

 

 後になって自分に不利な契約だと気付いたら、その契約内容の穴を見つけ、

そこを徹底的に突く。

 どうしても見つからない場合は、あらゆる難癖をつけ、自分の有利な方向に

持っていく、というものです。

 契約の内容は、いくらでも解釈のしようがある、とクワークは言ってます。

 今の時代も、その通りですね~。

 あまり深くツッコムつもりはないですが、国の憲法なんかも、解釈が曖昧で、

ハッキリした見解が示されないまま、ずっと先延ばしになっているものも、沢山

ありますよね。

 

 

  昔、レンタルDVD屋さんで、初めて会員登録に行った時、店員さんが、

 

 「これをお読みになり、ご納得頂けましたら、こちらにサインをお願いします」

 

 と、何ページにも渡って書かれたパンフを 渡してきました。

 一瞬、”はあ?”、と思いました。

 おいおい、この小さく細かな字で長ったらしく書かれた紙を 今この場で

立ち読みして、全部理解しろってか!。

 まあこういったケースでは、そういうものには殆ど目を通さず、さっさと名前書いて、

登録を終わらせる人が多いと思います。

 

 当時、私の勤務先では、顧客に対する『コンプライアンス』について、とても

うるさい時代でした。

 特に、個人情報の扱いについては、厳しく言われました。

 そこで、ちょっと意地悪してやろうかなと、私の悪い癖が出てしまいました。

 

 「こちらの店では、私の書いた個人情報の扱いについてはどうされてるんですか?」

 

 と聞いたら、

 

 「ちょっと上の者に変わりますので、お待ち下さい」

 

 と言われた。

 新規受付を担当した店員さんも、そこに何が書いているのか、完全には

理解していなかったんでしょう。

 早く事務的に終わらせたかったのだと、推測します。

 

 「ちょっと待って、あなた自分でも分かってないことを 客に要求するんですか?」

 

 と、言ってしまいました。

 見た目、若いアルバイトさんだったようなので、これ以上困らせるのも気が引けて、

 

 「あぁ、もういいですよ」

 

 言い、と早々に署名して、会員カードを受け取りました。

 

 

 会員カードに限らず、新規で登録・契約する場合、必ず規約(約款)の紙を渡してきます。

 そこに、必ず最後に書かれている条文があります。

 

        【 本規約は、事前予告無しに変更されることがあります 】 

 

 これぞ正に、クワークの言う思うツボです。

 こうして契約を、自分達の都合良いように、ネジ曲げる可能性を残しておくわけですね。

 なんか恐いですね。