医療崩壊

産婦人科医と小児科医が減っているニュースを良く目にするようになりました。
自分の近隣の病院でも小児科や産科の撤退の話がそこかしこで出ています。

産婦人科が撤退した産科空白地域の産婦人科再開要望の署名が各地ではやっていますが、個人的にはかなり違和感を感じています。
問題なのは産婦人科・小児科の医師の数の絶対数が減っている事。
この数を増やすことを努力しない限り問題は解決しない。

しかし、なぜ産科・小児科の医師の数が少なくなっているのかに、言及した運動はほとんどみられない。
また、なぜそこの病院で産科や小児科が撤退する事になったのかの考察がない。

だいたい、限られた数の医師を無理に自分たちの所へ来てもらったらそれで終わりではない。
何故辞めていったのか原因を明らかにしないままでは、せっかくきた医師がまたすぐに辞めていくだけの話になってしまう。
継続的に医師を確保出来なければ、問題は解決しないのだが。