第二十六回 胸に焼き付けておくこと(W杯JAPAN)概ね健闘ムードか… しかし心に残るのは「もったいない」の一言だ。 はっきり言ってジャパンは予選での力を出せてなかった。 それは気負いか緊張かはわからない。 まず、全体的に動きが堅い。 動き出しも遅く、サポートが遅れボールを中盤で取られる。 積極性がなく人任せなプレーが多かった。 相手もミスが多かったからずいぶん助けられた。 あれだけミスをしてくれてたら予選までの代表ならもっとやれただろう。 本田はよくやっていたけど持ち前の積極性がなかった。 もっとFKを蹴って狙ってみてもよかっただろう。 大久保は初めのシュートの場面で落ち着いて回りを見てほしかった。 遠藤は少し集中力が散漫だった。 トゥーリオは明らかに気合いの入り過ぎで、中沢は人任せなプレーが多かった。 駒野は落ち着きがなく慌てたプレーに終始していた。 だが、問題は他にもある。 ①岡崎投入 前線で本田と並びボールキープの起点となっていた松井に代えて岡崎。 昨日のような試合で岡崎に何ができるのだろうか? ②阿部交代 中村憲剛の投入は正解だと思う。 俊輔じゃなかったのは岡田の小さな成長か。 しかしながらこのゲームで一番落ち着いていた阿部と代えてしまった。 チームは落ち着きをさらになくし、ボール奪取率も落ちた。 そのためか憲剛もいい形でボールをもらえず良さを発揮できなかった。 ③玉田 オランダ戦でテレビにも映らなかった玉田を投入。 案の定、何もできず。 往年のスピードもキレもない玉田に何をさせたかったのか。 ④PKキッカーに駒野 駒野が外したことを責めることはできない。 キッカーに選んだ指揮官の問題だ。 前述の通り落ち着きのないプレーに終始し、元々お世辞にもクレバーな選手とは言えない駒野に何故蹴らしたのか。 今大会、いいプレーをしていただけに彼にとっても残念な結果になってしまった。 この試合だけはいつもの駒野だったが… 予選を突破し、世界を少しだけ驚かせた日本だが最終的に改めてわかったのは選手、監督全ての実力、経験値の低さだ。 これを期に選手には海外に積極的に出てもらいたい。 Jのぬるま湯につかってスター気取りでは世界で勝てない。 監督にはなんとか一流を招聘して指導者の教育と選手の再発掘を行ってほしい。 最後に「もったいない」と感じることは世界の一流国と本気の戦いができなかったことだ。 ベスト8でスペインと本気の戦いをするのとしないのとでは全く経験値が違う。 トーナメントなので予選とは全く違う戦いになる。 本気の必死の一流国を肌で感じることができなかった。 2002年にトルコに負け、一流国と戦えなかったのと同じことをしてしまった。 本当にもったいない。 こんな機会は4年に一度しかない。 今回はグループリーグを突破したが結局2002年以上の結果は得られなかった。 大会前の状況から考えれば検討かもしれないが、結局壁を超えることはできなかった。 そのことをしっかりと胸に焼き付けておかなければならないのではないか。