脳波測定の結果 | 薫のキブン

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双極性障害Ⅱ型の適当的日々雑感

こないだの土曜日に、予約してた脳波測定に行って来た。


結果は、予想どうり、異常なしだった。


ただ、個人的にひっかかるのは、測定器が、エライ旧式だったせいで


異常がなかったのかも??


という点だけだったけど・・・。


まぁ、いいや。



結果を元に、女医さんと話してて。


鬱は、原因があれば、なる。


ならば、原因を取り除けば、鬱が脱却できる。


けれども、マレに鬱になる要因というものを持っている人もいて。


そういう人は、原因を取り除いても、鬱から抜け出せなかったり


繰り返したりするらしい。



私の場合、躁鬱なので、ストレスがなくとも、墜ちることはあるらしく。


一般的な鬱の症状とも、多少違うらしいので


普通の抗鬱薬が効かないことも多い。


そして、躁鬱の場合、原因というものはあまりないらしくて


先天的要素があり、それがふとした原因で発症することが多いそうだ。


私の場合の原因は、職場のパワハラだったというだけのこと。


パワハラに遭わなければ、躁鬱の薬を飲み続けることもなかっただろうに・・・


と他人事のように、女医さんの説明を聞いていた。


ついでに言うと、その「先天的要因」というのは、遺伝性のものも含まれるらしい。


遺伝って・・・。


先祖に誰か、躁鬱の人がいたんだろうか??


とか思ってしまった。


そんな話は、聞いたことないけど。



でも、両親の話を聞いたり、自分の性格を考えてみた時に、


私も妹も恐らく、父方の遺伝子をあまり引き継いでないように感じる。


特に私の場合、おぞましいまでに、母と性格が似ているので


確実に母方の血を色濃く受け継いでいるんだろうなぁ・・・と思う。



女医さんに言わせると、躁鬱は糖尿病や高血圧症と同じように


ずーっと薬を飲み続けなければならないらしくて。


つまりは、一生、通院生活が続くということだ。


これまためんどくさいこと、この上ない話。


でも、薬を飲まないと、躁が発症した場合、自分でも押さえが効かないのは


分ってるので、諦めて毎朝毎晩、抑肝散を飲んでいる。


漢方にしてから、キブンが穏やかになってきたのは事実で、


身を持って分ってるので、飲まなくちゃいけないことも分ってるけど


終わりのない投薬生活って、しんどいよね~と思う。



正直、女医さんに


「一生、お薬飲み続けてもらわなあきませんねぇ・・・」


といわれた時は、愕然とした。


治療で治るもんじゃないんかいっ?!


単なる性格上の問題じゃないんかいっ?!


そー思ったけど、言い返すこともできず、唖然として黙ってしまい出た言葉は、


「はぁ・・・そうですか・・・」


だった。



めんどくさい、とかいうレベル、超えてるよな・・・。


一生だって。


躁鬱の反動に怯えながら、一生薬漬け。


反動が大きい自分の症状も分ってるから、


大人しくしてなくちゃいけない。


仕事だって、サロンするとか言ってるけど、鬱に墜ちたとき、


接客なんて、できねーよ?


とか、諸々考え込んで黙り込んだ私に、女医さんは


「いろんな研究も進んでるから、新しい薬も出てきますし、まだ、希望はあるから^^」


と優しく言ってくれたけど。



腐っても製薬業界に居た私に言わせると。


新薬ってまず、高額。半端なく。


新薬発売されたときは、一斉に処方が開始される。


いくら治験を重ねて、承認がおりてると言っても、実際の患者で治験をするわけじゃない。


実際の患者に一斉に処方することで、本当の副作用や効能のデータが取れる。


それで薬の改良が何年もかかって進む。


それくらいの知識は、ありますがな。


だから業界の人間は、絶対に新薬に手を出さない。


副作用で苦しむモルモットになりたくないもの。



まぁ、結局、鬱に陥ることを防ぐ、新しい薬が処方されたけど。


湿疹が、副作用で出る可能性があることが分ってる薬だった。


しかも、効果がでるまで1ヶ月半もかかるらしい。


そんな薬、廃止にしろよ、と厚生労働省に言いたい。



まだ、私の脳は、人並み程度に働いているんだろうか?


これだけくらいのことしか、思いつかないけど。