国籍法改正についての参議院法務委員会の様子。

冒頭、公明党 木庭委員長から自民党 山谷えり子議員、新党日本 田中康夫議員、民主党 白真勲議員(慎重審議・DNA鑑定の必要性を求めた委員)の辞任=法務委員差し替え(!)を説明して「特に意見も無いようなので・・・」と採決を進めようとすると、自民党 丸山和也議員が 突如挙手して意見を述べよう起立しました。


しかし、遮って「特に意見も無いようなので・・・」を繰り返し、丸山議員の横にいた議員が袖を引っ張って妨害して着座させました。この間、公明党 木庭委員長の指示で速記が止められ、国会中継の音声が消されました

何度か周りから野次のようなものが飛び、木庭委員長が目をやりましたが、そのまま挙手で全会一致で採決されました。

国民の声を完全に無視した千葉景子議員から、あの危険な「民主党発案の付帯決議」を読み上げがあり、森法務大臣が口先だけの配慮を口にして法務委員会は散会しました。

動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm5446070

次の選挙の参考にしてください。


ちなみに、ここまでの流れですが、


1.公明党が法案提出、法務省が賛同。
2.法案を危惧する議員たちが説明会を開催予定。
3.その予定にあわせて、小沢民主党代表が党首会談を申し込み、説明会中止(?)。
4.閣僚、内容を知らされないまま、数多の法案に混じってベルトコンベア式に承認。
5.法案の内容に気づき、慌てふためくも時、すでに遅し。
6.議員の多くが地元に帰って欠席する中、「賛成ですか?」「賛成」のやり取りのみで全会一致で可決。
7.参議院法務委員会で審議 可決←今ここ
8.参議院で議決。


4についてちょっと補足。

閣議決定で通すべき議案があまりにも多い為、審議が必要な事柄は予め済ませておいて、閣議でははんこを押すだけ、というのが通例だそうです。
麻生総理だけがやっているのではありません。
今回は、事前の審議を任せた官僚にいっぱい食わされた形です。あと、それに気づいた議員たちの機先を制して説明会を妨害した小沢党首のファインプレー。

追記。

この法案審議は可決しました。

その途端、日経平均急落。+50円だったのが-115円越えました。まだまだ下がりそうです。