映画(+ドラマ)に関するエトセトラ -3ページ目

「斉藤さん2」 基本的には前シリーズと同じ

 「ショムニ2013」と同じく人気作品の再登場ですが、基本的には第一シリーズのパターンを踏襲しているようです。

 まず主人公の斉藤全子(観月ありささん)が息子と共に引っ越して来、小学校のママ友グループでの下っ端山内摩耶(桐谷美玲さん)が、グループのリーダー玉井眞美(南果歩さん)と斉藤の間で右往左往する、というのが今回の基本パターンです。

 そして地元の若者グループと対立する、というのも前シリーズと同様ですね。原作があるので極端に変更を加えるわけにもいかないのでしょうが、これから何か新味が加わるのでしょうか。
 早い段階でそういうものが観られれば、ある程度の支持を得られるとは思いますが、前作の単なる繰り返しだと視聴者は離れていってしまう事でしょう。ショムニのように長い期間があいているわけでもないですし。

 あと、いくら若い頃に生んだとしても、桐谷さんが小学四年生の母親というのは無理があるような。十六くらいで生んだならわかりますが、設定では十九で生んだとの事。ちょっとそうは見えないですよね。

 ミムラさんが登場したのは前作ファンにとっては嬉しい部分ですが、多分今回のみのおまけでしょうね。残念。

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「Oh, My Dad!!」 夢見るダメ夫

 「Woman」と同様、こちらは突然シングルファーザーとなる男が主人公のドラマです。

 織田裕二さんがシングルファーザーを演じることで話題になった本作ですが、仕事も無く貧乏なところなどはやはり「お金がない!」を連想する人が多く、しかも主人公は夢を追うばかりで、奥さんが一人苦労を背負い込んでいるのにも気付かない鈍感男ときては、あまり共感を呼ばなかったようです。

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 「お金がない!」の主人公は前向きに努力はしていましたし、だからこそ、出世していく姿に痛快感も感じたりしましたが、本作の主人公は単なる夢見るダメ夫でしたし、魅力的かと言われるとそうではないと答えるしかない存在です。

 もちろん最初はそうでも、これから前向きになっていったり成功したりするのだとは思いますが、それを見守っていたいとは別に思わせないんですよね。期待感を抱かせるダメ男であってほしかったです。

 という事で、一話のみで視聴終了です。

「DOCTORS2 最強の名医」 森山、出世欲に目覚める!?

 相変わらず狡猾な相良(沢村一樹さん)と、大人になりきれない森山卓(高嶋政伸さん)です。

 堂上総合病院院長である堂上たまき(野際陽子さん)が高齢のため引退を決意し、甥の森山を新院長に指名します。しかし副院長の看護士長田村(宮地雅子さん)や内科医の皆川和枝(伊藤蘭さん)などは皆反対し、森山が院長になるなら病院をやめると言い出します。
 頭を抱えるたまきですが、相良が皆で病院を良くしていきましょうと言い、皆は渋々その意見に従います。

 そんな頃、たまきは銀行に新たな融資を申し込み、銀行側では密かに調査員を病院に派遣していました。相良は調査員が何を調査しているのかを、製薬会社MRの渋谷(滝沢沙織さん)に調べてくれと頼みます。調査員は、病院の雰囲気や将来性などを細かくチェックしていました。

 森山は腹腔鏡手術の権威として全国に名を馳せ、すっかり天狗状態になっていました。そして己が手術をした患者の直子(山口美也子さん)の娘美由紀(京野ことみさん)が、母の回復が遅いと訴えても聞く耳を持ちません。

 思い余った美由紀は、評判の良い相良に主治医を代わってほしいと頼み込みます。相良はそれを受け、森山に秘密で尚子の再手術を決行します。しかしゴルフに行くはずだった森山が忘れ物を取りに病院を訪れ、再手術はばれてしまい、森山は激高します。

 森山は病院の待合スペースで、相良をくびにしてやると大声で叫びます。それを、銀行の調査員は見ていました。それは相良があらかじめ手を回していたからでした。

 そして後日銀行側が病院を訪れ、たまきが院長を続けるという条件で融資を受け付けると告げます。たまきはその条件を仕方なく受け入れ、森山の院長就任は白紙となり、看護士達は特に大喜びしました……

 間違いなく腕はいいんですが、森山は相変わらず子供ですね。今まであまり出世欲は無かったんですが、彼にもようやくそういう欲望が湧いてきたようです。でも、相良の方が役者が遥かに上でした。相良も森山が将来院長になる事は反対していないようですが、病院の改革を進めていく上で、まだちょっと時期尚早だと判断したようです。

 次回はそんな森山が、院長に相応しい人格者となるべく行動を起こすようですが、さてどうなる事でしょう。

「Woman」 小春に次々とやって来る不幸

 辛くて見てられない、という声も多い本作。今回もまた小春(満島ひかりさん)に不幸が襲い掛かります。

 夫が急死し、残された二人の子供、望海(鈴木梨央ちゃん)と陸(髙橋來ちゃん)のために必死で働く小春。しかしまだ幼い子供二人に留守番をさせているのを、虐待の疑いありとして通報され、児童相談所の職員から子供を誰かに預けてはどうかと言われます。

 小春は、再婚して地方で暮らす由季(臼田あさ美さん)に子供を預け、働き始めます。しかし体調が悪くなり、再検査をする事に。

 最初は寂しがる様子も見せず由季の家で楽しく過ごしていた望海と陸ですが、ある夜、望海は母との約束を破って由季と花火を楽しんだ事を気に病み、陸を連れて由季の家を出ました。
 しかし二人の不在に気付いた由季が駅にいた陸を抱いて止め、望海だけが電車に乗って家に向かいます。お金が足らない望海は途中で降りた駅で小春に何度も電話しますが、病院で検査中の小春は電話の電源を切っていました。

 最後の一枚になった十円玉で望海が電話した先は、小春の母のいる植杉家でした。その電話に出た栞(二階堂ふみさん)が、望海を迎えに駅に現れます。そこへ、由季から連絡を受けた小春が到着し、彼女は初対面の栞から突然「お姉ちゃん」と言われました……

 小さな子供にとっては、ほんの些細な事(と大人には感じる事)でも、すごく重要だったり傷ついたりするんですよね。大人達も昔はそうだったのに、いつの間にかそういう事を忘れてしまいます。

 今回の望海も、母の小春と交わした「今度一緒に花火しようね」という約束を破ってしまったと、その幼い心を大いに痛めました。その事がまた、小春を悲しませる事になるとも知らずに。
 そして小春にはまた、一つの不幸が忍び寄って来つつあります。病院での再検査の結果はどうなったのでしょうか。

 一方謎めいた行動を取っていた栞ですが、どうやら小春の夫信の死に何か関わりがある様子です。痴漢騒ぎが関係しているようですが……

 小春が病院で診察してもらった医師砂川藍子(谷村美月さん)と、生活保護申請時の担当だった良祐(三浦貴大さん)夫婦の間にも深刻な亀裂が生じているようで、この二人が小春達にどう関わってくるのかも気になるところです。

 でも確かに暗い出来事が多いので、見るのが辛いという意見も頷けます。これで小春が不治の病で余命いくばくも無い、という事になったら、救いが無さ過ぎますね。

 何かちょっと、懐かしのドラマ「グッドバイ・ママ」(1976年)を思い出してしまいました。これは、余命がわずかだと知った未婚の母である主人公(故坂口良子さん)が、自分が病気である事を隠して必死に子供の父親となってくれる男性を探していく、という物語です。

 でもヒロインの必死の願いも空しく父親となってくれる男性は見つからず、ある雨の日、彼女は路上で誰にも看取られる事なく死んでいく、という救いの無い悲しい作品でした。

 今作の満島さんの演技を見ていると、その必死さが何かこの坂口さんの演じた母親とだぶってしまいそうです。でも出来得れば、そんな悲惨な最後にはなってほしくないと思ってます。でないと、本当に見るのが辛い作品となってしまうでしょうから。


「妻は、くノ一」 お弓、死す

 今回もまた彦馬(市川染五郎さん)は織江(瀧本美織さん)に助けられました。

 お庭番頭領の川村(和田聰宏さん)から命を受け、平戸藩下屋敷に飯炊き女として潜入した織江。ちょうどその頃、彦馬は前藩主松浦静山(田中泯さん)から、夜になると歩き出すと言われている人形の謎を解くように言われて、下屋敷に泊まる事になりました。

 彦馬の様子を見ようと天井裏に忍んだ織江は、彦馬を殺そうと忍び込んで来た男を見つけ、危ういところで彦馬の命を救います。

 そんな頃、平戸藩上屋敷では同じく密偵のお弓(佐藤めぐみさん)がその正体を静山に見破られ、斬り殺されました。その事を受け止め、前から好意を寄せていた織江に結婚話を持ちかけ密偵をやめるように言う川村ですが、織江はその話を断ります……

 今回のタイトルは「歩く人形」ですが、その謎解き自体はあまり比重が置かれていないように感じられましたね。むしろ、下屋敷に潜入しているもう一人の密偵がなぜ彦馬の命を狙ったのか、そちらの謎の方が気になりました。

 次回はその密偵が織江を狙ってくる展開になるようですが、今回お弓を斬り捨てた静山が、織江を見つけ次第斬ると言っているのがやはり気になります。何しろ静山は腕は立つは頭は切れるはで、さすがに優秀な忍びである織江も見つかったらただでは済まないですから。

 初回から独特のテイストで話が進む本作。実は結構気に入ってます。

 ちなみに今回のタイトルを見て、シャーロック・ホームズの「踊る人形」という、暗号解読ものを思い出しました。

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