好意があったからといって、何かアクションをすることはなかった。
なるべく関われるように頑張ったり、挨拶したり。
向こうからの何の他意もない言動にドキドキする日々。
他の人からではなく、わざわざ私から物を借りる。
Bさんに物をプレゼントした時に恥ずかしそうに後日お礼を言われる。
落ち込んでいた時に夜までそばにいて慰めてくれた。
祭があれば、Bさんを誘い出し、一緒にご飯をたべながら、花火をみた。
気持ち悪い話だが、この時、同じ箸を使ってご飯を食べて内心、ドキドキしていた。
他の人からすれば、好意ではなく人として思いやりや親しみからくる言動だと分かるが、
私には全てが思わせぶりに見え、自分を受け止めてくれている思い、ときめいていた。
その後、簡単に会えなくなることをきっかけに勇気を出して連絡先交換した。
メールをたまにやりとりしたり、ひさしぶりに会ってたわいもない話をして写真を一緒にとってもらったり
今までの私とは全く違う接し方をしていた。
それでも告白、なんてものはする勇気もなかった。
そのため会わなくなった6,7年後もまだBさんを好きでいつづけることになる。
過去にすがりついて、自分の想いに懐かしむ。
全くもって地獄である。
会うこともない、また話すこともないBさんを忘れられずにいたのだ。
そして、メールで結婚したことを報告され、失恋した。
告白のない、静かな人生初の失恋だった。