○○月××日△△時□□分
工事現場で展開した防衛戦は、それほど順調ではなかった。
防衛線は彼らの手によって崩され、我々の息の根は少しずつ確実に締めつけられる。
すべてが終わった…と思ったその瞬間、耳を塞ぐほどの叫び声が天地を揺るがした。
そして声が響くと同時に、なんと彼らは攻撃を止めて退却し始めた。
だが、我々を見る彼らの目つきには抑えきれない貪欲さが表れており、
まるで命令によって自らの意思に背いているかのような行動にも見えた。
そして、再び声が響いた。しかし、次に聞こえたものは「言葉」だった。
自らを「レックス」と名乗るその声は、我々に意味不明な問いかけを繰り返す。
彼が誰なのか正確に把握することはできなかったが、一つ確かな事実はあった。
彼がこの事件の主犯であり、彼を倒せばここを脱出できるという事実…。
私は急いで残った生存者を集め、声の発信源である建物の屋上入口に集結させた。
もうこれ以上手間取るわけにはいかない。すべてを終わらせる時が来た。
この屋上に突入すれば、すべてが終わると信じて…。
―特捜部隊が見つけた選抜部隊長「アンドレイ」の手記より