FHのZulassung

Zulassungについて

で、

日本の成績をドイツ式に直してもらえる機関として、各州のZeugnisanerkennungsstelleで審査してもらえる、と書いてきましたが、2010年1月から、ボンにある、


die Zentralstelle für ausländisches Bildungswesen in Bonn


で、審査する方法に変更になったようです。

今日、知りました。


Zulassung申請時に、日本の英文の成績証明書で受け付けてくれる大学もありますが、「ドイツ式に変更してから提出するように」と指定される場合もありました。


審査に何ヶ月もかかるようなので(半年以上待たされた学生もいました)、早めの審査をお薦めします。

2008年8月の「すべりどめ 」に質問がありましたので、こちらに回答を書こうと思います。


質問の要約は、

「ドイツの大学のLL.M.のZulassung(入学許可)を貰う際、出身大学での成績はいくらくらい必要なのか?入学許可が貰える具体的な基準はあるのか?」





普通以上(ドイツではbefriedigendでしょうか)の成績がある場合、希望の大学に書類を提出して審査してもらうしか、入学許可が貰えるかどうかは個人レベルではわからないです。


日本の成績が多少悪くても、競争相手がいなければ、Zulassungが出ることもあるので、どのような成績でも、まずは申請書類を提出されることをお薦めします。





私の場合は、ドイツ各州にあるZeugnisanerkennungsstelleで、ドイツ式の評価には直さず、日本で発行してもらった英文の書類のまま提出して許可を貰えました。日本で取得した単位の単位認定も、大学で独自に単位認定する大学だったので、大学でドイツ式に評価してもらえたようです。


しかし、ドイツ式の評価に直したものしか受け付けない大学もあるので(経験済み)、時間に余裕をもって希望大学のある州のZeugnisanerkennungsstelleで、予め日本の成績をドイツ式に評価しなおした書類を作ってもらった方が、選択肢が広がります。





以下、私見です。州や各大学、学部によって異なる事があると思います。

あくまで、私が経験して感じた事を書きます。


ドイツ式の成績は各段階で色々な方式があり、分かりにくいのですが(Schulnote :Wikipedia)、滞在中、学生に話を聞いた感じでは、Zulassungの申請の際の目安は、


1~1.50 (sehr gut)

1.15~2.50 (gut)

2.51~3.50 (befriedigend)

3.51~4.00 (ausreichend)


こんな感じでした。


アビトゥアーの成績で、2.5以上(つまり、1から2.5)の成績だと、だいたいどの学部でも申請すれば入学許可が下りると聞きました。ただし、医学部、歯学部、獣医学部、薬学部等ドイツで難関学部といわれる場合は、1.5以上は必要だといわれています。ただし、あくまでも噂なので、ドイツ人もある程度の成績があれば、書類を提出してみて、受け入れてもらえるかどうかは、審査機関の結果を待つようです。


成績が、2.51~3.50 (befriedigend)の場合は、いくつかの希望大学に書類を提出して結果を待たれてはいかがでしょうか。ミュンヒェン大学(LMU)等、人気法学部でなければ、比較的いい結果がでやすいと思います。


ところで、LL.M.の場合、大変なのはZulassungを貰ってから、指導教授を見つけることが難しいです。指導教授が見つからず、進学を断念した留学生(日本人ではない)もいました。


質問とは関係ないんですが、LL.M.を修了して感じた事ですが、LL.M.の学生が沢山いる大学をお薦めします。私が通った大学は、学部生の授業に参加する形だったので、LL.M.生との横のつながりが全くなく(恐らく、私がいたセメスターには一人もいなかった)、不便を感じました。


ミュンヒェン、ケルン、ベルリンあたりは、留学生の数も多いので、おそらくLL.M.生も沢山いると思います。各大学の法学部で、LL.M.生用の授業があるかどうかも、大学を選ぶときの参考になると思います。


ご質問の中心である、許可がおりる具体的な数字が分からなくてごめんなさい。

久しぶりのINU君です。

随分前に送っていただいた画像です。


旧 独逸LL.M.留学日記
柴犬の由来は、柴(小ぶりな雑木)の中をくぐりぬけて猟をすることからだそうです。


雑木の中のINU君。

INUくんのキリッとした目元は、柴犬の中でも「縄文柴」のような顔つきをしているな、と最近気がつきました。

Redewendung(慣用句)、直訳すると変な意味になります。

いまだ語彙力に乏しいので、新しい発見をする事も多いです。


最近はレビ記に関する慣用句を知りました。

今、"Wer früher stirbt ist länger tot"という映画にはまっているので。


ところで、友人曰く、20代前半までしか使ってはいけない、若者言葉(Jugendsprache)ですが、DSH準備コースでも、口語表現や若者言葉は、試験問題のエッセイを書くとき、絶対使ってはいけない、と注意されました。


一番有名なのが、「やる気ないわ~。」で使われる、"keine Lust auf..."。


若者言葉になると、"kein Bock auf..."となる。日常で、よく聞くんですがね。ヤギがどないしてん!


これが最近、"null Bock" に進化したらしい。


Lustとauf、Bockとaufの間に、mehrが入ると、めっちゃ嫌そうな雰囲気が表現できます。

"keine Lust mehr auf..."、めっちゃ嫌そう~。