今年に入ってからの自分は実に悲惨だったな
台湾で財布を盗まれ、翌日には地元のコンビニで深夜4時にネズミ小僧みたいな全身灰色のジャージのおっさんに「あれ?たつやじやね?たつやぁあああ!!!」と言われ
「違います」と言ったら
「たつやぁあああー!!」とゴリ押しされてたつやになってしまったり、
インフルエンザになって完全にオワコン化したボディで病院に向かっていたら焼きたてメロンパンのミニバンに煽られて怖くなって脇道に逃げたら雪道に腹をすって車が変態オカシイくなってしまいカーブする度に「イルミナティぃいいいい」とかタイヤから聞こえ始めたりと、とにかく不運ばかりだ。
せめて、2人目の子が産まれる時は何事もなく産まれてほしい、、、!!!
2人目の予定日は4月23日。
4月10日。すでに泉希(いずき、1人目)を連れて里帰りしていたけいこから陣痛が始まって、今病院の陣痛室にいるとの連絡がある。いきなりすぎる。やっぱ2人目は余裕で一瞬で産まれるんだなと思った
自分は早朝から仕事だったのだけど、仕事を切り上げさせてもらい病院へ向かう。ところが陣痛室へ入って痛みに耐え五時間。
なんと痛みが弱くなった=産気が遠退いたらしい
とりあえず病室へ向かう自分。痛いのは嫌だけど、痛いのが来なくなったのはもっと嫌なこの感覚、、、泉希の時を思い出し既にテンションが下がる笑
泉希の時の出産記録はこっち を押すと見れます
また出産は先延ばしになっちゃうな、、けいこ気の毒だな、、と思ったその時痛いぃいいいい!!!!!位ダァああああいいっ!!!!!
なんとなぜか痛み出したのは私の歯であった、、。
僕「いたぃいいいたぃいい歯が!歯がぁあああ!!」
けいこ「」
誠に残念ながら夫は歯医者に行く為に強制帰還
歯医者の先生「はい、虫歯もあるし、銀歯取れたとこ10年も放置してましたね!はい削るよキュルキュルぃいいいい!!!!!」
夫「痛いぃいいいい!!!!!」
歯医者「痛くないでしょ!銀歯の型取る為に粘土みたいなの当ててるだけやん!!」
僕「サイボーグにされるくらいならいっそ殺してください」
夫弱すぎわろた
.......
その後、けいこ氏数日何度か前駆陣痛のような物もあるが、痛い!→落ち着くを繰り返す。
4月16日。なんかもうお腹の赤ちゃんは3900gくらいあるらしく、異常にデカベビーなのですぐにでも産まないとヤバイとか言われる。
んで誘発。この誘発というのも例の超絶ハードな器具をお股に入れ子宮口をこじ開けるという拷問であった。
しかし効果は絶大で、夕方五時半くらいから本格的に陣痛が始まったらしい。
この日僕は夜勤で、夕方から会社にいたのだけど、夜9時くらいにはもう子宮口が8cmまで開いたと連絡があった。
(10cmまで開いたら分娩室で息み、出産!)
なんとか職場で代わってもらい、
九時半。
陣痛室にかけつけると立ったまま唸るけいこの姿が、、、1人目のあの憂鬱感を思い出しブルーになる。
でもやっぱ落ち着いていて、痛みの逃し方もわかってきたらしい。
やっぱ1人目より楽だしなんとか行けるかも(←フラグ)
夜10時。
けいこのお母さんも到着。
未だ順調2分起きくらいに、1分くらいの陣痛がきてる。
陣痛は確かにめちゃめちゃ痛い感じらしく、喋れない程だが、治まってる間は全然痛みは無いらしく
会話中、痛い!→夫真顔
治まる→会話の続き
「んでさあ春物の服を買いに行くとすればねえ」「うんうん仙台い」
痛い!→夫真顔
治まる→会話の続き「んで僕の歯が親知らずも歯茎の奥にめり込んでたらし」
痛い!!!!→夫
全く赤ちゃんがおりて来ないらしく、先生曰く陣痛もまだまだ弱いらしい、、
こんなに苦しんでるのにまだ弱いんだっけ?とか思う
夜11時 普通ではけいこも寝てる時間だし、体力も落ちて来る。
陣痛と陣痛の間も自然と会話がなくなり、なんど診察をしても子宮口が8cmから開いてないらしい。
赤ちゃんがまだまだ出て来る状態ではないと聞き、
実際は6時間経ったわけだけど、なんかずっと無意味な痛みを繰り返してるだけな気がしてきて終わりは来ないと錯覚してしまう。
日付代わり4/17 0時 体力も相当消耗した嫁。2分間隔で来る陣痛。その間にウトウトとし、痛い!で起きるの繰り返し。
泉希の時と同じで、陣痛が来たとき、息を吐くのに合わせて後ろから骨盤を上からぐっとお尻の方に押す。気持ち程度だけど少しは痛みが逃げるらしいのと、赤ちゃんが下に行くので少しはいいっぽい。
1時
徐々に痛みが強くなるのと精神的なものも負荷して、もう陣痛の度に叫ぶけいこ 痛みはエクスタシーに達し
次第にイキみたいと言い出したので
ここで夫である私が超絶テクニカルビートダウンナースコールをお披露目。
高橋名人ばりにボタン連打。ナース!ナース!ナース!なぁあああすwwwwwwするとすぐさまナースが到着。私の連打が相当早かったからすぐに来てくれたのだろう(達成感)
1時半
分娩室に移り、けいこ診察。僕とけいこ母はカーテン越しに外で待機。
けいこ「こんなに痛いけどどうせまだまだ産まれませんよね出てこないですよね赤ちゃんT_T」
看護師「そんなことないですよ!もう子宮口全開です!先生読んで分娩の準備するから待ってて!」
バタバタと部屋を出て行く看護師さん
なにやらいよいよらしい
その間もカーテン越しに声にならない唸りで苦しむけいこの声が、、
しばらくすると先生も駆け付け、旦那さんも入ってきてと、分娩室に呼ばれる。
器具を挿入され強制的に破水をする あれは痛いだろ、、、
先生「もうすぐですね。もう産まれますよ!」
看護師「あ、あれ、、、あれれ!!やばいなまずいなこれまずいなまず
先生「えどしたの?」
看護師「ありゃまずいなカブってきたなー先生カブってきましたカブってきました!!」先生「えー!カブってきたの?やばいかもなぁやばいかもなぁとりあえずもっかい外で待機してるから、、、やっかいだなぁ、、、カブったかあ」
先
生
謎
の
退
室
カブるってなんやねん よくわからない未知の展開に怯えながらも、知的でDjentな陣痛が迫りくる!
嫁「いたーい!!もうだめ!!いたい!いたい!しぬーー!!」
地味に自分の親知らずも痛む
僕「(あ、ちょっと僕の歯も結構痛いかも、、)」
陣痛がきたら息んでいいと看護師さん。
するといきなり
看護師「あらま!カブってたけどカブらなくなってきたし下がってきてるし赤ちゃんの脈も下がってて危ない!やばい!!先生!先生ーー!!」
なにこの展開こわすぎ
先生が駆けつける。嫁ほぼ白目。
先生「赤ちゃんがちょっと苦しいみたいなので、吸引して出してしまいますね!!!」
聞くところによれば赤ちゃんがちょっと苦しいみたいなので、吸引して出してしまうらしい。
息を飲む自分。けいこには手を握る事もできず(本人がやばすぎてそんな余裕がないから)頑張れ!しか言えない無力
するといきなり赤ちゃんの頭が出てきたらしく、お股を恐る恐るのぞくと、
赤ちゃんの頭が見えてる!!つらそう!赤ちゃんもめっちゃつらそう!
先生「あぁもう出しちゃえ!もう出しちゃえ出しちゃえ!もう吸引しないよ!出しちゃえ!頑張れお母さーーん!!」
聞くところによれば、もう出しちゃう、出しちゃうし吸引もしないのでお母さんが頑張るらしい
けいこ「痛い痛いいたいいたいぃー!助けて、、ほんともう助けて助けて、、、」
僕「(あ、あの先生なんか嫁が助けて欲しいそうで、、、なんか1人目のときよりも死にそうなんですけ
先生「出ろ!!!出ろぉ~ぉでろおおお!!!!!」
あまりの痛みに仰け反り顔を歪め、声を漏らすけいこ。だが声を漏らさず、身体を丸め足を広げないと赤ちゃんが出て来れない。1人目のときもそうだったが無理矢理嫁の足を突掴み足を広げる自分。かわいそうだけど仕方がない、、
そして1時53分
けいこの絶叫がピークになりズルっと赤ちゃんが出る。しかし赤ちゃんが泣かない、、、
ホースを口に突っ込み、羊水を吸い取った直後
「おきゃーーーん!!!」その瞬間歓声に溢れる分娩室。痛みと安堵の狭間でヘンテコな笑顔の嫁。親知らずの痛みを忘れ喜ぶ夫、、、、
1人目に比べたらやはり安産なのだろうなこれで。
元気な女の子でした。名前は咲貴(さき)です!3900gとか言われてたのに3100しかなかった笑
これからどんどん顔も変わっていき、お兄ちゃんと一緒に大きくなっていくんだろうな
ママはほんとに頑張った。色んな心配やマイナートラブルもあったけど、ここまで頑張ってくれたママに感謝しかないです。ありがとう
病院の先生もとても良い人たちに恵まれたし、あと自分もナースコールの連打も結構よかったのかなとは思う(真顔)
これからはよろしくね
お兄ちゃん




