前回の息子の携帯 の続きです。
毎朝、息子の携帯に何かしらの事件が潜んでいないかチェックするのが好きだ。
何故ならば、奴は暇さえあれば、携帯のボタンの組み合わせで何が出来るかを探っているからだ。
今日はどんな発見があったのか、明日は何を見出すのか。
たった1年ちょっとの人生の中で、携帯という機械の可能性を、ただただ興味本位で暴いていく様を窺がうのは、見ているこちらも楽しいのである。
楽しいと言うより泣く。
例えば、待ち受け画面が、わんちゃんの写真から息子の顔写真にすり替えられていた。
なんと、自分で自分を撮影!
しかしまあこのレイアウト、このたたずまい、ダリっぽい感じも否めない。
顔の右横「棒人」もナイス。
そして、電話帳に、
あらたな人名が登場!
か。
中国人と思いきや、ひらがな表記。
かつ、電話番号無し。 ミステリアス・・・
忍者の用いた秘密の通信の様にも感じられるが・・・
次を見てみよう。
差
格差社会
電話番号はシークレット
一文字が続くと、忍者というより旧日本帝国軍の暗号みたいだ。
そして、次なる人物は・・・
まぬま°ぬなかな0ゆ」
やわにく
「マヌマヌ ナカナユ 柔肉」なんだか分からんが美味そうだ。
往年の漫画「エコエコアザラク」に
萩原朔太郎の詩
「のおあーる
とおあーる
やわあ」を
掛け合わせた風でもある。
たぶん、すんげえ適当にボタンを押しているうちに、この境地に至るのだろうが、あまりにも出来過ぎ。
これは「もうヤダ~」マークと呼ぶらしい。
Moyaderさん、
息子を
よろしく。
(どこの国の人だろう・・・)
少しづつ息子の友達が増えていく様で、明日はどんな人物(?)が増えているのか楽しみである。
確かなことは、友人たちの顔ぶれが、実に国際的ということだ。